旧和歌山市民会館の活用企画を公募 28年度めどに新施設開館めざす

榊原織和
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 2021年に閉館した旧和歌山市民会館(和歌山市伝法橋南ノ丁)の新たな活用に市が動き出す。閉館してから使われなくなっていたが、町のにぎわいや交流の拠点となる企画と民間事業者を公募する。

 旧市民会館は南海和歌山市駅から400メートルほどの距離にある。約9500平方メートルの土地に、約1400席の大ホールを備えた地上4階・地下1階の建物。

 市は閉館後の活用を検討してきた結果、企画と事業者の公募を決めた。基本方針は、市駅周辺のにぎわいをつくる場になることや、町の歴史・文化をふまえたデザインであることなど。市は、決定した事業者に土地を売却か貸与し、現施設を無償譲渡する。事業者は企画の内容次第で、施設を撤去、改修してもかまわない。新しい施設の運営は事業者の独立採算事業とする。

 市は今年11月まで企画の提案を受け付け、12月下旬に事業者を決定する。28年度をめどに新施設の開館をめざす。すでに複数の事業者が関心を示しているという。

 旧市民会館は、1979年に開館、和歌山城ホールが建設されたことにより閉館した。(榊原織和)

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