【そもそも解説】世界の核兵器どうなる 米ロ関係で先行き見通せず

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編集委員・副島英樹
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 広島選出の岸田文雄首相が被爆地・広島に誘致した主要7カ国(G7)首脳会議では核問題も大きなテーマです。そもそも世界の核兵器はどのような状況なのでしょうか。

 Q G7広島サミットでは核問題も話されるけれど、世界の核兵器の現状(げんじょう)は?

 A 世界には今、約1万3千発の核兵器がある。ほとんどの国が加盟(かめい)する核不拡散(かくふかくさん)条約(NPT)は、G7の米国、英国、フランスと、ロシア、中国の計5カ国に核保有を認め、うち米ロが9割を占める。NPT非加盟のインドやパキスタンイスラエル、北朝鮮も核を保有している。

 Q 減らせないのか?

 A 1945年8月に米軍が広島と長崎に原爆を投下して以降、米ソ冷戦(れいせん)時代の核軍拡(かくぐんかく)競争で核弾頭数は86年に約7万発とピークを迎えた。実は、その後は減っている。

 Q どうして?

 A 核戦争の懸念(けねん)…

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