対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」をめぐり、岡山県の伊原木隆太知事は26日、行政での利活用に前向きな姿勢を示した。個人情報の取り扱いなどリスクもあるため、「色々な現場で試行中で、我々が学習している段階」と話した。

 伊原木知事は記者会見で「個人的にずいぶん試している。知識は不正確なことが多いが、プログラムのコードは私が書くと1時間かかるところ、ひゅっと出てくる。強いところはめっぽう強い」と述べた。県のデジタル推進課を中心として試行するよう指示したといい、「使ってみないと分からないことがあり、どんな場面で使えるかアイデアを出してもらっている」とも話した。

 岡山市の大森雅夫市長も25日の会見で「個人情報の流出に気を付け、利用できるものは利用したい」と活用に積極的な姿勢を示している。(雨宮徹)

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