4月9日・23日に統一選 県議や大館市長、4市村議

統一地方選挙2023

佐藤仁彦
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 今年の春には、4年に一度の統一地方選がある。秋田では、前半(4月9日投開票)は県議選、後半(同23日投開票)は大館市長選・市議選、秋田市議選、上小阿仁村議選、東成瀬村議選が予定されている。

 3月31日告示の県議選は、今回から総定数が43から2減り、41になる。選挙区数は14で変わらないが、大仙市・仙北郡が定数1減の4。能代市・山本郡は定数1減の3になる。

 現在、県議会の会派構成は、自民27、みらい8、立憲3、社民2、共産と公明、「人口減少に立ち向かう県民行動会議」が各1。現職の43人は全員が立候補する構えを見せている。

 秋田市(定数12)は、現職12人のほか、無所属の元職と新顔、立憲の新顔の3人が立候補を準備している。定数減となる能代市・山本郡(同3)と、横手市(同4)は、いずれも現職4人と無所属新顔1人が立候補を予定する。大館市(同3)と湯沢市・雄勝郡(同3)も、それぞれ現職3人と無所属の新顔1人による争いとなりそうだ。

 由利本荘市(同3)は現職3人に対し、立憲新顔1人が挑む構えを見せている。鹿角市・鹿角郡(同2)は、現職2人と無所属の新顔1人が立候補しそうだ。定数が減る大仙市・仙北郡(同4)の場合は、現職5人による争いとなる可能性がある。

 一方、男鹿市(同1)、潟上市(同1)、北秋田市・北秋田郡(同2)、にかほ市(同1)、仙北市(同1)、南秋田郡(同1)の6選挙区は、現職以外に表だった動きが見られず、無投票になる可能性がある。

 統一選後半は大館市長選と同市議選、秋田市議選が4月16日告示。上小阿仁村議選と東成瀬村議選は同18日に告示される。

 大館市長選は、3選を目指す現職の福原淳嗣氏(55)と、新顔で元雑誌編集長の麓幸子氏(60)が、立候補を表明している。

 大館市議選(定数26)と秋田市議選(同36)は、一部の現職が引退や県議選への転出を表明した一方で、複数の新顔が立候補に向けた動きを見せており、流動的だ。秋田市議選には、現職のいる自民、立憲、公明、共産以外の政党から、維新、国民、れいわ、社民、N党、参政の6党が公認候補の擁立を発表している。

 統一地方選以外の県内選挙としては、今月29日投開票の井川町長選がある。選挙日程は決まっていないが、藤里町長も8月に任期満了を迎える。佐藤仁彦

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