連れ添ううちに「怒りが湧かない人間に」 間寛平が妻から学んだこと

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田部愛
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 「何でこんなに優しいんやろ」。妻・光代さんの話になると、照れたような表情でそう繰り返す。

 吉本新喜劇の後輩だった。道ばたで誰かが座り込んだら、真っ先にかけよる。出待ちしている子どもの前を間さんがうっかり素通りすれば、「一生傷ついてしまうで」と諭される。出会った頃から、その人柄に驚かされてきた。

 あたたかい心に触れ続け45年。「優しくならなあかんねんな」。しみじみ感じ入るうちに、いつしか自分も怒りの感情の湧かない人間になっていた。

■新喜劇GM就任 妻からもら…

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