人気お笑いコンビTKOの木本武宏さん（51）が1日、投資を巡る金銭トラブルで知人や関係者に迷惑をかけたとして、「お詫（わ）び」と題した声明を発表した。声明では、今回のトラブルで所属していた松竹芸能を7月23日に退所したことを公表。「この度は大変お騒がせして申し訳ございません」などと謝罪した。

　一部報道では、木本さんは、親しい芸人仲間らから集めたお金を知人2人に預けて投資していたなどとされている。今回の声明で木本さんは、FX投資と不動産投資でそれぞれトラブルが起きていることを認め、現在、資金を預けた先2人と代理人を通じて返金交渉を行っているという。

　また、両者とも金融商品を取引する事業者の登録がないと説明。預け先の2人のうち1人については「到底納得いくものではなく強く交渉し、刑事告訴を視野に動いています」とし、もう1人については「具体的な回答であり解決の方向に向かっている」と述べている。

　預けたお金は総額数億円に上るとの報道もあるが、声明では「ご迷惑をおかけすることになる」として回答を控えた。

　木本さんは現在、親しい知人から集めた金については「私の資産売却や親戚・知人から借り入れ、返金に充てている」という。

　記者会見については「事件の複雑性、他にも被害者がいるとの情報、コロナ流行など総合的な観点から現在の目処（めど）は未定」という。