内海桂子さん、97歳で死去 現役最高齢の漫才師

 現役最高齢の漫才師で、漫才協会名誉会長の内海桂子=本名・安藤良子=さんが22日死去した。97歳だった。所属するマセキ芸能社がホームページで発表した。

 1938年に漫才師として初舞台を踏み、戦争をはさんで1950年に内海桂子・好江でコンビを組み、人気を博した。近年ではウッチャンナンチャンやナイツなどの師匠として若者にも知られた。97年に内海好江さんが亡くなってからは決まった相方をもたず、三味線を手に都々逸などをまじえた音曲と漫談を披露。東京・浅草東洋館の舞台に立った。ツイッターでの発信にも積極的だった。ことし4月には新型コロナウイルスにふれ、「本当にどうやって暮らしを立てていくのだろう」と中小の商店の先行きへの不安をつぶやいていた。

 NHK漫才コンクール優勝。芸術選奨文部大臣賞、日本放送演芸大賞功労賞、紫綬褒章、浅草芸能大賞、第45回放送文化賞などを受け、勲四等宝冠章を受けた。

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