滋賀)貴重なイヌワシの幼鳥の剝製 伊吹山文化資料館に
松浦和夫
滋賀県米原市の伊吹山山中で昨年7月に保護され、その後に死んだ国の天然記念物イヌワシのオスの幼鳥の剝製(はくせい)ができあがった。市伊吹山文化資料館(春照)で展示されている。幼鳥の剝製は希少といい、翼を広げて鋭い眼光を放っている。
国内のイヌワシの推定生息数は約500羽。伊吹山には1つがいが生息し、昨年7月2日に幼鳥の巣立ちが確認された。巣立ちの確認は15年ぶりだった。
しかし20日後にけがをして保護され、2日後に死んだ。体重約2・8キロ、翼を広げた長さは約180センチ。翼などには幼鳥の特徴の白い斑紋があった。
市は長く保存・公開するため…