奈良)薬師寺で花会式続く 新型コロナ対応も

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岡田匠
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 3月の奈良の大寺院では修二会(しゅにえ)が営まれる。25日に始まった薬師寺は「花会式(はなえしき)」として親しまれ、31日まで僧侶が祈りを捧げている。今年は新型コロナウイルスの対策にも追われる。

 修正会(しゅしょうえ)は正月にある法会で、修二会は2月に行う法会をいう。薬師寺や、「お水取り」として知られる東大寺も、今は新暦の3月に修二会を営んでいる。いずれの修二会も悔過(けか)法要だ。

 人は知らず知らずのうちに罪を犯している。人々に変わって僧侶が、その罪を悔い改め、世界平和や国の安寧、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。お水取りが十一面観音に祈るのに対し、花会式は薬師如来に祈る薬師悔過だ。梅や桜など10種類の造花を供えることから花会式という。

 造花で彩られた金堂で1日6…

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