国内最高齢のゴリラ旅立つ 推定50歳、イケメンで人気

徳島慎也
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 厚い胸板をたたく力強さやシャイな表情で「イケメン」と人気だった、国内最高齢のニシゴリラ「ドン」(推定50歳、オス)が死んだ。八木山動物公園(仙台市太白区)が20日、発表した。人間だと約90歳。眠るように旅立ったという。

 半世紀の間、親しまれてきた。1971年3月にメスのローラと一緒に来園。07年にローラが死んでからも人気者で、ほぼ毎日ドンの様子を見に来るファンもいたほど。だが、昨年から少しずつ食欲が低下。今年4月からはほぼ食べ物を口にせず、19日午後11時50分ごろに眠りについた。橋本渉飼育展示課長は「当園を象徴する動物で、東北地方最後のゴリラだった。非常にさみしい」と話した。

 同園では、21日午前9時からゴリラ屋内観覧通路に献花台とメッセージノートを設置する。(徳島慎也)

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