ミズノの新業態ショップ戦略(上)
東京・原宿に「NOHARA BY MIZUNO」をオープン
update: 2014/04/07
多店舗化を視野に入れる
今年のミズノの事業スローガンは「Move Forward」(ムーブ・フォワード=前へ進め、といった意)。昨シーズンに機構改革を終え、今年は挑戦の年に位置付ける。「NOHARA BY MIZUNO」の出店も「新しい試みの一環」(水野社長)だ。
店舗開発の陣頭指揮を執ったのは、業態開発室やグローバル・ブランド開発を担当する水野英人取締役。既存のリテイル営業部門とは異なる部隊で、商品企画と店舗運営が分かれていた従来型の組織を改め、「ものづくりと店舗運営をセットで管理・運営する体制を構築した」(水野英人取締役)。
同社にとって、物販と非物販を組み合わせて、一定の規模感で競技スポーツではないテイストの店舗を運営することは新しい挑戦だ。当然リスクも伴うが、健康軸の新しい市場の開拓へ本格的に取り組む姿勢がうかがえる。
1号店の初年度の売上目標は2億円。「5年で10-15店舗の出店計画」(水野取締役)を立てている。2店目以降の出店は、立地やスペースに合わせ適宜、編集を変えていくという。(次回は4月10日更新)