海上気象(青木ヨットスクール・BCCコース以上の教材)

天気図の見方風の成因風と風力階級雲とその意味高気圧低気圧台風前線の見分け方霧と雷

参考文献 「NHK 最新気象用語ハンドブック」日本放送協会編/日本放送出版協会

天気図の見方

【天気図】   右の天気図に示した主な留意点は以下の箇所です。
・青の線は風の吹く方向を示します。そのため天気図の記号の風向きとは逆になります。風向きは風の吹いてくる方向を表すからです。
・等圧線は交差することがありません。地図の等高線と同じです。
・等圧線の間隔が狭い(気圧傾度が大きい)ほど風は強くなり、間隔が広ければ風は弱くなります。
・高気圧からは右巻き(時計回り)に風が吹き出し、低気圧からは左回り(反時計回り)に風が吹きこみます。
・風向きは、等圧線に対してほぼ 30度程の傾きになります。ただ、条件によっては必ずしもそうならないことがあります。
・前線付近の雨の降る区域(雨域)は、接続面の大きい温暖前線で広く、接続面の小さい寒冷前線で狭くなるのが一般的です。


日本式天気図で使われる記号
天気図で使われる記号

【風向き】
風の向きを 16方位に分けて表します。
風向は、風の吹いて来る方向を表します(風が吹いて行く方向ではありません)。
方位は、以下のように表示します。また、書き方は天気図で使われる記号を参照ください。