人外の能力をもつ3人の少女を描いたバイオレンスアクション映画公開!『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』初日舞台挨拶レポート!
2010年5月22日、東京の池袋シネマ・ロサにて、バイオレンスアクション映画『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』の初日舞台挨拶が開催された。
本作は、特殊な能力を持つ3人の少女の悲しい宿命、そしてその能力を利用しようと企む組織との戦いを描いている。ミュータント一族の血を引く凛(リン)、謎の少女・玲(レイ)と佳恵(ヨシエ)が、スクリーンいっぱいに激しいアクションを繰り広げているぞ!
現在、シアターN渋谷、池袋シネマ・ロサ(レイトショー)、名古屋シネマスコーレ(レイトショー)にて絶賛公開中。6月5日(土)からは大阪シネ・ヌーヴォ(レイトショー)ほかで公開スタートする。上映館の詳細は、公式サイトをチェックしてほしい。
そしてこの日は、主演の杉本有美さん(凛役)、高山侑子さん(玲役)、森田涼花さん(佳恵役)、原案とドラマパートを担当する井口昇監督、アクションパートを担当する坂口拓監督が登壇し、撮影秘話などを語ってくれた。以下に、当日の模様をお伝えしよう。
●ヒロイン3人娘が、胸の内を語る!
──登壇者の皆さんから、一言ずつご挨拶をお願いします。
杉本有美さん(凛役):今日はありがとうございます。短い時間ですが、皆さん一緒に楽しみましょう!
高山侑子さん(玲役):スリルのある面白い作品です。みなさん、楽しんでいってください。
森田涼花さん(佳恵役):皆さん、トークショウと映画、どちらも楽しんでいってください!
井口昇監督:『戦闘少女』3監督(※本作は、特撮パート担当の西村喜廣監督含めた3人の監督による共同作品)のうちのひとり、“デブ担当”の井口昇です。遅い時間なのに、こんなにたくさんの人に来ていただいて、うれしくて涙が出そうです。ありがとうございます。最後まで楽しんで観ていってください。
坂口拓監督:現場が終わってすぐかけつけました。こんなチンピラみたいな格好ですみません!
──杉本さん達は、映画に出演してみて如何でしたか?
杉本さん:初主演ということで、演技も今まで以上に頑張りましたし、アクションは今までやったことがないくらい激しいもので、自分が持っている全ての力を出しきって頑張りました。見所はワンカットで一気に大勢を斬るシーン。アクションパートの坂口監督から一発OKが出ました。
高山さん:自分とは真逆なクールな女の子・玲を演じることが難しくもあり、面白かったです。井口監督の演技指導のおかげでとても成長できたと思います。ただ、アクションパートの坂口監督からは「才能がない」と言われました(笑)。
坂口監督:そんなことはない!俺も昔は才能がなかったから一緒だね(笑)!
森田さん:佳恵は明るくて無邪気な役。いつもニコニコしている役なので演じてて楽しかったです。
●監督も制作秘話を公開!
──監督達は、3人で監督して如何でしたか?
井口監督:西村監督は絵コンテをちゃんと描いてくれるんですけど、坂口監督が全く描いてくれなくて困りました。特撮が多いので絵コンテがないと大変なんですよ……。結局4コマぐらいしか描いてくれなかった。仕方なく、あるシーンの 50カット分は実は僕がコンテ描いているんです。アクションシーンでカットが細かいなってところは、全部僕がやってます。
坂口監督:邪魔臭いし、細かいことはやりたくねぇやって(笑)。
──坂口監督は出演もされていますよね?
坂口監督:最初「出演しないか」と言われて、「監督業に集中したいから嫌だ」と答えたらすごい喧嘩になった。それで「女装していいなら出演してもいい」と言えば、出なくていいと言われるだろうと思ってそう言ってみたら、西村監督が「いいよ」と答えたので女装して出演することになってしまいました(笑)。
井口監督:ご覧いただければわかると思いますが、坂口監督は白塗りで登場します。きれいというよりはマイケル・ジャクソンみたいだったので、英語訳すると「This is it」になるような台詞をいっぱい言ってもらいました(笑)。「俺はこれだ」とか。
──出演者の皆さんから見た、3監督達の印象は如何ですか?
杉本さん:皆さんそれぞれ個性が強すぎて、顔は絶対忘れないですね。坂口監督を最初見た時恐かったけど、アクションの練習をするうちに本当はよくしゃべる人なんだなと思いました。
高山さん:井口監督以外はやっぱり恐かった。坂口監督はアクションはかっこいいんだけど演技は適当だなと思いました(笑)。西村監督は恐かったけど、実は優しいところもあるなと思いました。
森田さん:井口監督は、ふんわりオーラっていうか、今日もがんばろう!みたいに、毎朝話しかけてくれて優しいんですよ。坂口監督は勉強になることをたくさん教えてくださった。西村監督は何を撮ってるのか、最初はまったく説明がなかったので恐かったんですけど、ある時、次にどのカットを撮るのか説明してくれて、その時はとても嬉しかったです。
──最後に、代表して杉本さんからお客様に一言お願いします。
杉本さん:夜遅い時間に来ていただいて、どうもありがとうございます。笑いもあり、涙もありストーリーも楽しめる素敵な映画だと思います。
>>映画『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』公式サイト