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風景写真家・松井章のブログ

《山岳写真》ブランカ山群・ワスカラン国立公園の名峰ワンツァン

標高差約2000mの大氷壁の名峰ワンツァン(6394m)

ペルー・ブランカ山群(ワスカラン国立公園)の山々は、赤道直下で発達する“熱帯氷河”を抱く氷雪峰の一大山群だ。

広大な山域は真っ白な氷河に一面覆われていることから、「白い山脈=ブランカ山群」と呼ばれるようになった。

年々、氷河は急速に縮小しているので、30~40年前の山脈の写真を見れば、今よりもさらに山脈全体が真っ白で、なぜ“白い山脈”と名付けられたのかがさらに理解できるだろう。山麓の村々に住むケチュア族の人々は、昔を懐かしむように真っ白な氷河を満々と称えていた過去のブランカ山群を語ることがある。

いま目の前にそびえるブランカ山群でも、その質・量とともに南米随一、ヒマラヤ並みと言うことができるだろう

グランピングで望む山岳風景

ワンツァン峰を望む草原で、グランピングする。キャンプには特別な入域許可証を必要とするので、この草原を独占することができた。

スタッフは、テントに簡易ベッド、椅子、テーブルを持ち込んでくれた。食堂テント、キッチンテントも備え、朝には顔を洗うお湯も持って来てくれる。
コックは近くの川でマスを釣り、新鮮なマリネ(セビーチェ)を作ってくれた。セビーチェはペルー料理を代表する美食だ。

至れり尽くせりのサービスを受けながら、山歩きや山岳写真に集中した

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