【11月13日 AFP】英国のチャールズ国王(King Charles III)は「休戦記念日曜日(Remembrance Sunday)」の12日、戦没者追悼式典に参加し、2分間の黙とうをささげた。即位後では初めてとなった。

 第一次世界大戦(WWI)の休戦記念日(Armistice Day)にあたる11日には、ロンドンで大規模な親パレスチナデモがあり、これに反発するカウンターデモ参加者の一部がロンドン中心部で警察と衝突した。

 休戦記念日曜日の式典では、1万人近くの従軍経験者が慰霊碑まで歩き、戦死した英国と英連邦(Commonwealth)の兵士を追悼した。市民も多数集まった。

 午前11時には全国で黙とうがささげられた。

 式典に参加したリシ・スナク(Rishi Sunak)首相と最大野党労働党のキア・スターマー(Keir Starmer)党首は黙とう後、慰霊碑に花輪を手向けた。

 英国では休戦の日に最も近い日曜日を「休戦記念日曜日」と呼び、WWI以降の戦没者を追悼する日に位置付けている。(c)AFP