【07月26日 KOREA WAVE】
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世界の人工知能(AI)新薬開発市場が2022年の6億980万ドル(約860億円)から毎年平均45.7%成長し、2027年には40億350万ドル(約5660億円)に達するとの見通しを、韓国製薬バイオ協会がこのほど「グローバルイシューパノラマ4号」で明らかにした。

新薬開発には長い時間と多額の費用がかかり、10年以上の開発期間と1兆ウォン(約1億1000万円)以上の費用を要する場合もある。そんな中、AIに期待されるのは開発期間の短縮だ。

地域別では北米地域が年平均48.4%、欧州市場45%、アジア太平洋市場が42.8%成長すると予想。AI新薬開発は免疫抗がん剤分野の割合(44.5%)が最も大きく、神経退行性疾患(33.5%)が続く。

AIが社会全般に革新的な変化をもたらし、国家間の技術競争は激しい。日本や米国、英国、カナダ、中国などはAIを国家の主要議題に挙げ、大規模な投資計画を発表している。

これらの国はAIを通じた新薬開発も積極的に推進しており、多くの政策資金を投入している。韓国も「人工知能超格差確保戦略」を基盤にAI新薬開発加速化政策などを展開している。新薬開発加速化プロジェクトを国家事業として推進し、AIモデルを開発して製薬企業が活用するようにする計画だ。

国内製薬企業はAI専門担当部署の設置、AI企業との協業研究を進めているおり、協業は52社の計88件に上る。

協会はAI新薬開発を加速化するため▽AI新薬開発技術のロードマップ策定▽データ活用の活性化▽人材養成▽共同研究活性化――に集中しなければならないと提言している。

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