【12月23日 CGTN Japanese】ネット通販大手「淘宝(タオバオ、Taobao)」は21日、2020年の10大商品を発表しました。マスクやヘルメットなどのほか、武漢(Wuhan)の名物麺料理「熱乾麺」、さらにはJK(女子高生)制服やウルトラマン、(バスケットボールやサッカーなどの)ユニホーム、ボックス入りの「ガチャガチャ」である「盲盒」などが選ばれました。1990年代生まれや2000年代生まれが、文化の潮流と消費の盛り上がりを後押しし、流行と消費の新しい力との結び付きが、中国のネットショッピングの新しい流れをリードする形になりました。

 マスクは今年、消費者にとって最も印象深い商品となりました。新型コロナウイルス感染症発生当初の「奇貨居くべし」的な商品は、中国から世界への輸出量が11月11日時点で累計1790億枚を突破しました。1枚のマスクは、国民全体、世界全体の新型コロナとの戦いの「証人」となっています。熱乾麺は今年を代表する食品といえます。熱乾麺を食べることは、武漢へ送る「無言の声援」です。

 今年のタオバオの10大商品は、例年にもまして特別な意味が込められています。家庭と国、笑いと涙をつなぐものであり、14億人の暮らしの匂いや2020年の平坦ではなかった中国の人々を表しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News