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台湾からゆるキャン△,ぼざろ,リコリコの聖地にやってくる。企画ツアー「Bahamutアニメ聖地巡礼団 2023」を5月に実施,するらしい
とだけ言うとなんのこっちゃという話だろうが,これは台湾のゲームメディア「Bahamut(バハムート)」の企画ツアー“Bahamutアニメ聖地巡礼団 2023(原題:2023 巴哈姆特動漫朝聖團)”の話だ。
本企画は同メディアと“アニメ聖地巡礼専門家なるhinac氏”が手を組み,2014年から行われてきた(台湾発で日本行きの)企画ツアーだ。よくある流れだが,例の大型感染症を原因としてしばらく企画が中断されていたところ,3年ぶりに7回目となる実施が決まった。
日程は,2023年5月25日から29日まで。ツアー料金はNT.37500元(ニュー台湾ドル。日本円で約16万3000円)とされている。
アニメの聖地巡礼の達人が導く,今年のホットスポットは。
★「ゆるキャン△」
○旧下部小学校・中学校(本栖高校のモデル)
○みのぶ自然の里(劇場版)
○身延山久遠寺
★「ぼっち・ざ・ろっく!」
○金沢八景
○下北沢
★「リコリス・リコイル」
○スカイツリー&すみだ水族館
とのこと。いずれも特設サイトでは「巡礼団はみのぶ自然の里で夜を過ごす機会を逃しません!」「下北沢の大天使がいた真夜中の自販機!」「旧電波塔もいいですが,SAKANAもオススメですよ!」などと,各ロケーション地の“分かってる”コメントも記載されている。
純粋な滞在時間で考えると約4日の旅程で,山梨〜神奈川〜東京を巡るようである。一般的な旅行の観点だとなかなかに強行軍だろうが,聖地巡礼の基準で言えばとくに問題ない……のだろうか?
残念ながら,日本にいながらも分からない身のため,ここは日本のアニメの聖地巡礼専門家の意見を仰ぎたいところである。
対象作品が複数にわたっており,当然のように前提知識を求めてくるところからも,初心者ツアーとは言いがたいだろう。
それに観光中は該当地以外でも「ハッ! あっちはもしや!」といった感受性豊かな発見が大いにあるだろうし,ちょっとした日本ツアー目的では使えないかもしれない。そもそも,使わないだろうが。
なんにせよ,こうした動きが復活したのはほほ笑ましいことであり,純粋に「おめでとう! それとようこそ!」と言いたくなる。
大型連休明けの時期,「ちょうど5月後半にゆるキャン△とぼざろとリコリコの聖地巡礼する予定だった!」という人は,まあいないだろうが。もし,それっぽい集団と縁があった人は,一声かけてみるのはいかがだろう。仮に違う集団でも,温度の違う仲間はいないはずだ。
https://gnn.gamer.com.tw/detail.php?sn=248174
・やっと海外に行けるようになりました
・超高い。勝手に行ったらどうです?
・勝手に妻の写真使うな
・海外に行ったことないです
・ちょうど日本から帰ってきました
・1人で行け
・相場だと高くない
・ガンダムがないので残念
・なぜ私の妻の写真を投稿したのですか?
といったニュースをお送りしたのは,実はBahamutとはメディアパートナーであり,ウチの記事があちらさんにピックアップされて掲載されることもよくある,ちょっとした架け橋の4Gamerでした。
台湾最強のゲームメディア「Bahamut」が語る台湾ゲーム事情――セールスランキングを見てると「何でこの作品が上位にいるんだろう?」と思いますよね
欧米のゲームメディアは,日本のプレイヤーにとっても割と馴染みが深いと思うが,近いのに意外と知らないのが,アジア圏のメディア。そんな中もっともその名が知られているのは,台湾の「Bahamut」ではないだろうか。
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- 編集長:Kazuhisa
- カメラマン:田井中純平
台湾の課金者はガチャ以外にも払いたい!? Switchがガスコンロとセット販売!? 台湾のゲームメディア「Bahamut」に聞く近年のゲーム事情
2月に台北ゲームショウ2023の取材で台湾を訪れた際,台湾最大のゲームメディアである「Bahamut」(巴哈姆特:バハムート)のオフィスに足を運び,インタビューを行った。4Gamerとして約5年ぶりに,ここ数年の台湾ゲーム事情を聞いてみた。
「Bahamutアニメ聖地巡礼団 2023」特設サイト(繁体字)
「Bahamut」公式サイト(繁体字)
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