2023年7月14日で46歳のお誕生日を迎えるスウェーデン、ヴィクトリア皇太子。ヴィクトリア皇太子についておさらいしながら、その華やかでエレガント、知性も光るファッションスナップを振り返ります。
スウェーデン、ヴィクトリア皇太子ってどんな人?
1977年7月14日生まれ。スウェーデンの現国王、カール16世グスタフと王妃シルヴィアの第1子であり、2歳年下の弟、カール・フィリップ王子、5歳年下の妹、マデレーン王女と共に、美貌のロイヤルズとしても世界から熱視線を送られています。スウェーデンでは王女誕生後の1979年、それまで男子にしか継承権を認めていなかった王位継承法が改正されたことにより、1980年1月1日に彼女が正式に皇太子となりました。
現在は、9歳のエステル王女と、5歳のオスカル王子のママでもあるヴィクトリア皇太子。過去には失読症や摂食障害などに苦しんだ経験もあり、多くの苦悩を抱えながらも、王位継承者として成長していく姿が国民からも多くの支持を受けています。
ジムの担当トレーナーと恋に落ちて。困難を乗り越えて、遂に結婚!
現在の夫、ダニエル王子はヴィクトリア皇太子の元・担当トレーナー! 1996年ごろから摂食障害に苦しんでいたヴィクトリア皇太子が身体を鍛えるために通い始めたジムで出逢いました。
しかし、交際を知った父のカール16世グスタフ国王は猛反対。メディアからも揶揄されたりと、ふたりにとって苦しい時期が続きました。その後、「王室の一員となるにふさわしいマナーをすべてマスターしたら結婚を認める」という国王の提案を受け、ダニエル王子はスウェーデンの歴史や公務、外国語の学習など、あらゆる分野をなんと7~8年もの間、コツコツと努力を重ねてマスターし、遂に許しを得たそう! そして、2009年に正式に婚約、2010年に結婚しました。
お呼ばれ結婚式には色味控えめの花柄ワンピースで
2023年6月1日、ヨルダンのフセイン皇太子の結婚式に出席したヴィクトリア皇太子とダニエル王子。ホテルを出発する際にキャッチされた彼女のコーディネートは、主役を邪魔しない控えめな色味に、可憐な花柄をあしらった優雅なワンピースでした。
お上品♡ ライラックカラーのワントーンコーデ
2022年6月29日にリスボンで開催された「国連海洋会議」のディナーに出席した際のファッション。ワントーンコーデがお得意なヴィクトリア皇太子! パフスリーブが特徴的なロングドレスは、デンマークのデザイナーが立ち上げた北欧発のブランド、ローテートのもの。ドレスと同じライラックカラーのクラッチバッグ、ジャンヴィト ロッシのパンプスで足元まで上品にまとめて♡
自国ブランドの着こなしもバッチリ!
2022年6月7日、アムステルダムで行われたガラディナーには、スウェーデンを代表するブランド、H&M Conscious Exclusiveのチュールドレスをセレクト。落ち着いたモスグリーンのドレスに、同じく、スウェーデンのジュエリーブランド、マリア ニルスドッターのヘアアクセサリーをON。シャイニーなバッグで華やぎを添えて。
タイガーのプリントが目を引く個性的なドレスで登場!
こちらは同日、アムステルダムで開催されたサステナビリティ・サミットにて。胸元のタイガーのプリントが目を引く、ボタニカルなシャツドレスはガントのもの。鮮やかな総柄のドレスを堂々と着こなす姿が素敵です。ウエストのブルーのベルトと、同色のパンプスで、コーデを引き締めて。
自国ブランドのドレスで華やかにおめかし!
2020年8月にキャッチされたこちらの着こなしからファッションチェック。アーティストスタジオを訪問したこの日、ピックしたのは、スウェーデンブランド、タイガー オブ スウェーデンの鮮やかなグリーンのフローラルドレス。自国ブランドをしっかり取り入れつつ、華やかに、上品に装うのがとってもお上手! 足元はサンローランのサンダルでモードアップ。
華があるのにシック。好印象なドレスコーデを披露
2020年8月、ホスピタリティ業界の雇用者団体を訪問したヴィクトリア皇太子。ロイヤルブルーの花柄ドレス×ネイビーのバッグ&サンダルの着こなしは、華がありながらもシックで、シーンに合った好スタイリング。カラーを合わせたストーンピアスもスパイスとして効いています。
ピンクのワントーンコーデを好バランスで着こなすには?
この日は、ピンクのワントーンコーデが艶やかにお似合い! フリルブラウスで甘さをアップしつつ、パンツスーツで引き締めたり、バッグやパンプスの素材でメリハリをつけたりと、難易度高めなピンクコーデを好バランスで着こなすセンスはさすが。2019年9月にキャッチされたショット。
ドラマティックな花柄ドレスもお手のもの!
こちらは2019年7月のバースデーセレモニーにて。カラフルな花模様が描かれたドラマティックなドレスは、カラーリンクしたスウィングピアスとのコーデもプレイフルでGOOD。エステル王女、オスカル王子は白で揃えて、すがすがしい親子サマースタイルを披露していました。
“水”を思わせるドレスでシーンにぴったりな装いを
2019年8月、「ストックホルムジュニアウォーター賞」に出席したヴィクトリア王女。“水環境問題をテーマにした各国代表の青少年による国際コンテスト”というだけあって、水を思わせる爽やかなドレスを選んだのが心ニクイ! メタリックなピアスやクラッチバッグでモードなメリハリをつけたのも◎。
ドレスルックにはモード心をひとさじ
2020年3月にキャッチされたこちらのショットでは、ヴィクトリア王女らしい鮮やかなプリントドレスを披露。サンドカラーのショートブーツやスクエア型のクラッチバッグなど、さりげなくモードに引き締めるのが皇太子流の着こなし。ドレスと同色のピアスで艶やかさをプラス。
お仕事シーンのお手本! 洗練ワントーンのセットアップコーデ
2021年4月の「ノーベル賞サミット」に出席したヴィクトリア皇太子。この日、選んだのは、しなやかな質感も女性らしいエクリュカラーのセットアップ。ワントーンでまとめたシンプルコーデはいつになくミニマム&シックで、洗練されたオーラを放っています。
プレイフルなディテールで視線をキャッチ!
2019年11月、とあるフォーラムに出席した日に披露したのは、上品なネイビーブルーのパンツコーデ。袖口のボーダーやカラフルなピアス&ブローチなど、プレイフルな味付けがとびきりチャーミング!
ベルトマークがお気に入りのスパイス
ベルトでのウエストマークは、皇太子の鉄板アレンジ。2020年9月に舞台芸術の組合を訪問した際には、品のあるネイビーのプリーツドレスに同系色のベルトを投入し、メリハリのあるモードスタイルに。ショートブーツも辛口なスパイス。
Text:NAKO K.
※この記事は2022年7月13日時点のものです。