8月16日で65歳の誕生日を迎えたマドンナ。もはや年齢を超越した佇まいとアグレッシブな活動で何かと物議をかもす彼女が芸歴40年の中でやらかしたエピソードをピックアップしました。
「Like a prayer」MVが物議を醸しスポンサーが降りる事態に
マドンナといえば、1979年のデビュー当時から過激なパフォーマンスが話題となり、その楽曲や当時の最先端だったMVは度々物議を醸していました。そんなマドンナでしたが、1989年に発表した「Like a prayer」が大問題に発展してしまうのです。
MVの舞台は教会なのですが、当時はキリストも聖人も白人という考えが一般的でした。しかし登場したのはアフリカ系の人々。さらにマドンナはこの人々にキスをしたり、十字架を燃やしたり、そのあとは手に残る演出があったりとショッキングなシーンのオンパレード。当然、キリスト教関連の団体や人々から大批判を浴びました。当時この曲を使ってCMを流すことが決まっていたペプシでしたが、大炎上した結果、CM放送中止を決定。さらにはコンサートなどのスポンサーも降りることに。
この一件を機に、マドンナはペプシではなくコカコーラ派となったと言われています。
「最も悪魔的なショーだ」とローマ教皇の逆鱗に触れる
「Like a prayer」のMV事件で世界中のキリスト教信者や団体の怒りと反感を買ったマドンナ。その怒りは何と当時のローマ教皇にまで伝わってしまいます。
疑惑の楽曲を含むアルバムのワールドツアーが行われた際、ローマ教皇は「人類の歴史の中で最も悪魔的なショーの一つ」と痛烈に批判しました。さらには、ローマ市民にこのショーには行かないで!と訴えたとか。
相手を侮辱していることとは感じていないのか、ことの大きさを問題としないのか、マドンナはこのツアーでも攻めの手を緩めないといいますか、いつも通り”過激”なパフォーマンスで終始通したといいます。これを知った人々は”侮辱だ!”と激怒。何回怒らせたら気がすむんでしょうか。やらかしの域を超えてますよね…(呆)。
前代未聞!?MTVで2度放送禁止になる
マドンナとMTVといえば、アワードのライブパフォーマンスで共演していたブリトニー・スピアーズとクリスティーナ・アギレラに舞台上でキスをしたことが有名エピソードとしてあり、こちらもやらかしといえばやらかし。なんですが、マドンナクラスになると放送禁止にまで追い込んでしまうのです。しかも2度も。
MTV史上初の放送禁止となってしまったのが、1990年にリリースした「Justify My Love」。このMVも懲りずに性的描写が過激なもので視聴者からはポルノなのか!?と不快なリアクションが多数寄せられたのだとか。表現の自由、そしてポップカルチャーを支援する立場でもあるMTVもさすがにこれはちょっとダメかも…となり、放送禁止を決定したのだとか。
もう1回は2001年に当時の夫ガイ・リッチーと手がけた「What It Feels Like for a Girl」 。内容がバイオレンスなため、子供への影響を鑑み、夜9時までは放送禁止に。
エッジが効いててカッコイイダンスと曲が魅力のマドンナだけど、ちょっと角度付けすぎなんですよね。コンプラ担当はいないの?って疑問です。
大物司会者に生下着をプレゼント事件
もはや破天荒の域を超え、今だったらハラスメントで完全アウトー!な事件がこちら。
アメリカの大物司会者デヴィッド・レターマンのトーク番組に出演したマドンナ。挨拶時の握手の際にデヴィッドの手にあるものを握らせました。番組早々デヴィッドもマドンナにプライベートなセクシャルな質問をしていたこともあり、マドンナはイライラしたのでしょう。ここぞとばかりにさっき私は下着をあげたんだよ!と観客に向かって暴露。さらにはデヴィッドを追い詰めるような発言を繰り返し、大物司会者を黙らせてしまいます。
この番組収録中、ダーティワードを10回以上も口にしたというマドンナ。生放送じゃなかったことだけが唯一の救いです。そして、自分がはいていた下着を上げるってもはや精神状態が心配になります!
ご自慢のヒップをとにかく見せまくる!(やめて)
これまでのやらかしエピードを見ていると、とにかく性的アピールがすごいのがお分かり頂けると思うのですが、視聴者側が慣れ過ぎてしまってやらかし麻痺している事案が一つ。それがこのヒップ自慢。ライブ、トーク番組、アワード、今ではSNS。芸歴40年の中でなぜここで見せる!?という場面で何度となくヒップを露呈してきました。やらかしまとめの記事なので、あえて挙げさせていただきますね。
いや、確かにトレーニング頑張ってプリッと上がったいいお尻なのは認めます。それを見せたい気持ちも分からなくもありません。が、しかし!マドンナレベルの見せつけ方はもはや”尻ハラ” (笑)。ご自身で眺めてうっとりするにとどめて欲しいな、そろそろ。
ファッションで政治的主張をしてみるも不愉快と大バッシング
2016年のMETガラでのひとやらかし。黒でシックな感じでまとめたのかと思いきや、胸とお尻がシースルーになったなんとも攻めた装いで登場したマドンナ。
彼女曰く「年齢を重ねると大胆な行動を慎めという傾向にあるし、セクシャルな表現もしないでというのはおかしい!私たちはまだまだ年齢差別、性差別の中に生きているんだわ」という政治的主張の意味も含んだ装いだというのです。確かに主張内容はその通りだと同意できるものの、その主張と実際にマドンナが身にまとっているもので周囲に与える影響とは別問題。実際、不愉快極まりない。下品。見たくない。など大ブーイングだったとか。確かに、素敵・・・ではないかも。
銃犯罪撲滅を訴えるも、やり過ぎて反感を買う
0か100かと極端な性格に思えるマドンナ。アーティストとしてMVを通して伝えたいメッセージは山ほどあるんだと思います。それは分かるんですが、ちょっと極端なのがマドンナのやらかしちゃんな点。
2016年にリリースされた「God Control」 のMVでもまた物議を醸すことに。本作では銃犯罪撲滅、銃規制の重要性を訴えたいというメッセージの元製作されたのですが、蓋を開けてみたら、クラブで男が銃を乱射するシーンであったり、ちょっとそれ違うんじゃないという構成に。フロリダの高校で起きた銃乱射事件を生き延びたという人々からも銃規制を訴える内容ではないとバッサリ。さらにはMVを作ってメッセージを伝えるのではなく、団体に寄付してほしいとマドンナのスタイルを全否定。あちゃー。本件だけじゃないけれど、すべてのやからしに「それ違くない?」って異論を唱えるスタッフや家族はいないの?そこがマドンナの問題点な気がしますね。信念があるのかもしれないけれど、方向性が違うとそれは時に武器になっちゃいますからね。影響力がある人なだけに、残念!
レア舞台観劇中もずっとスマホをいじって出禁に!
入手困難で知られるミュージカル『ハミルトン』を最前列の良席で観劇することになったマドンナ。にも関わらず、上演中ずーっっっっっっとスマホをいじり続けていたのだとか。それに激怒したのが本作の主演を務める演出家のリン・マニュエル・ミランダ。今後自分が関わる公演は出禁にする!と宣言したとか。これは失礼すぎるし、やらかしちゃってますね。もう、スマホ没収したらいい!
ライブの演出でマリーヌ・ル・ペンをヒトラーにして大炎上
2012年のMDNAツアーでの出来事。ステージ背景の映像にフランスの政治家マリーヌ・ル・ペンが登場。マリーヌの顔にナチスのシンボルマークを加え、さらに顔がヒトラーに変身していくというとんでもない演出をしたのです。観客もびっくり仰天を通り越して絶句ですが、当のマリーヌはこれを知り大激怒(そりゃそうだ)。二人の養子を迎え入れていたマドンナのことを「子供を誘拐したくせに!」と批判。いやいやいや。マドンナもぶっ飛んだことやり過ぎだけど、マリーヌの反撃もかなり子供じみてますよね(呆)。しかし、マドンナって炎上メーカーですねもはや…。
ライブ中にオーストラリアのファンを丸裸に!?
マドンナといえば、ライブを行う際の”遅刻”はもはやお家芸。1、2時間の遅れは遅刻には入らないほど。(待ってるこっちはたまりませんが笑)最大4時間も遅れて見ることができずに帰らざるをえないファンもいたとか。やっと出てきたー!と思ったのも開口一番、「早く来るあんたたちが悪い!」と客を一喝。どんだけ女王様なの(笑)。そんな仕打ちを受けたのはオーストラリアのファンたち。さらにマドンナはライブが盛り上がってくると、ファンの一人の女子を舞台に上げ、なんと服を引っ張りポロリさせてしまったのだとか。もう、やってることがめちゃくちゃすぎます(泣)。幸いファンゆえ、怒ることもなくむしろ大コーフン!といった感じだったみたいだけど、コンプラ的には完全にアウトー!!ちょっといい加減やらかしの範疇超えてきてるので大至急周りのスタッフたち、マドンナに忠告して!
※この記事は2022年8月17日時点のものです。
歴史に残る最強ディーバ! マドンナの波乱万丈な半生を総ざらい
世界のポップスター、マドンナ。歴史に残る最強ディーバとしてはもちろん、ゴシップも量産する真のエンターテイナーでもある、彼女の波乱万丈な半生を振り返ります。