「私たち、こんなにあか抜けました！」 セレブのヘア＆メイクNOW&THEN

前髪×赤リップの攻めメイクで主役の座を射止めるまでに

フィル・コリンズを父にもつリリーは２歳から芸能活動をスタート。コンスタントに映画やドラマに出演してキャリアを築いてきましたが、素朴なお嬢さまイメージを脱することができずに苦労したよう。そんなリリーは一念発起して前髪を作り、赤リップを主役にしたメイクに変えてイメチェン。大ヒットドラマ『エミリー、パリへ行く』のエミリー役を演じ、主役級の女優という確固たる地位をゲットしました。

ベッカムジュニアの伴侶に!
エッジの効いたメリハリメイク

デヴィッド・ベッカムの長男、ブルックリン・ベッカムと2022年に結婚したニコラ・ペルツ。ニコラ自身も実業家の娘として裕福な家庭で育ってきましたが、キャリアのほうはなかなかパッとしなかったのが現実です。あどけなさが残るティーンメイクから元々もっている目鼻立ちを生かしたメリハリメイクに変えたら、ブルックリンと出会い人生のパートナーに。今や夫婦でおしゃれセレブの代表格となりました。

恋愛もキャリアも絶好調を更新
53歳の盛り盛りツヤメイク

歌手として女優として、また恋多き女性として常にパワフルに生きてきたジェニファー・ロペス。ずっとエンパワーな存在でいたようにも思えますが、50代に入る少し前からツヤとライン重視の盛りメイクにシフトチェンジ。華やかで明るく、可愛らしさと美しさが共存したような雰囲気になりました。すると大昔の恋が復活♡ 俳優ベン・アフレックとアラフィフでゴールインし、幸せオーラ全開です。

まつ毛とアイライン重視メイクでプリンセス一辺倒からの脱却

映画『プリティ・プリンセス』の大ヒットを受け、人気女優に名を連ねたものの、プリンセスキャラが定着しすぎてなかなか他の役柄が巡ってこず、しばらく低迷期を経験します。そこで今までのコンサバティブで受け身イメージのヘア&メイクからくっきりとしたアイライン、バサバサのまつ毛という目元重視のメイクにすると、アン本人の意志が強く感じられるように。コメディからシリアスな作品まで幅広く演じられる実力派に成長し、大女優の域に到達したのです。

守るものが増えた母の強さを感じさせるミニマムメイク

音楽のみならず、ファッション、美容の世界でも名を轟かすリアーナ。17歳でデビューした当時からおしゃれやメイクも常に時代の一歩先を行っていました。そんなリアーナは、2022年に第一子を出産したタイミングでヘア&メイクをチェンジ。口元のみにポイントをおいたミニマムメイクで、彼女の芯の強さが際立つように。息子の存在がそうさせているのか、神々しいまでの美しさを放っています。

ギャル風→エレガントメイクで自立心ある大人の女性に

ギャルっぽいツヤメイクからセミマット肌を主役にしたエレガントメイクに変えたことで、まとうオーラまでエレガントにパワーアップしたブレイク。夫で俳優のライアン・レイノルズとは結婚10年を迎えてもラブラブで、まもなく第四子も誕生予定とあり家庭も円満。経済的にも精神的にも自立していると、こんなふうに余裕のあるオーラに表れるのだという素敵なロールモデルに。

眉＆目尻をメイクで引き上げたら最年少ビリオネアに！

インパクト大な姉たちの陰になりがちだったカイリー。メイク好きが高じて始めたコスメブランド、カイリーコスメティクスが大当たりし、21歳でビリオネアになると世間の視線が集中。絶妙なニュアンスカラーが揃うカイリーのコスメは派手になりすぎず、でも目鼻立ちがくっきりして目元もキュッと引き上がると大評判になりました。カイリー自身の人生も２人の子どもとよきパートナーに恵まれ右肩上がり。

分析したのは…ライター澤村恵さん
PROFILE●さわむら・めぐみ●セレブを追いかけ続けて20年。時代の変化とともにセレブ界の形成変化も見守る。普段は美容エディター＆ライターとして活動しながら暇さえあればセレブの情報収集！

Photo：Getty Images
25ans（ヴァンサンカン）4月号掲載（2023年2月28日発売）