セクシーなビキニ姿でギターをかき鳴らし、むき出しの感情をぶつける歌声が心に突き刺さる! 

グラビアアイドルとしても活躍し、脱衣盤CDジャケットも話題の"いま一番脱げるシンガーソングライター"藤田恵名。『週刊プレイボーイ』50号(11月26日発売)では、挑戦的な水着姿を披露している。

――今回は藤田さんの地元、北九州の街で撮影されたそうですね。

藤田 はい。じつは週プレさんの編集さんと私が一緒の中学なんです。しかも、その方の弟さんと私の姉がなんと同級生で(笑)。そんな縁もあって、せっかくだし地元で撮ろうって話になりました。

――地元ということで、撮影中の気分もいつもと違ったのでは?

藤田 全然違いました。ロケしたのは自分が小さい頃から何気なく通ってた場所ばかりでしたからね。しかもバーで撮影したら、そこは昔の彼氏が以前、働いてたとか(笑)。

グラビア撮影って見ず知らずの土地に行くことが多いから、気を張っちゃうんですけど、今回は仕事を忘れるくらいずーっと穏やかな気持ちでいられました。

――そんな中でお気に入りのカットは?

藤田 全部気に入ってますけど、そうだなぁ、一番は扉かな。

――下着姿で、ギターをかき鳴らしているカットですね。

藤田 ライブみたく全力で演奏しながら撮影したんで、生っぽい感じが出ていると思います。あと背景にストリップ劇場があるんですけど、親から「あの"いやらしい通り"は通っちゃいけんよ」って言われてた場所で(笑)。その場所の雰囲気も好きですね。

――今回、ノーブラで革ジャンを羽織ったりとか衣装もかなり攻めてます。こんなこと週プレしか絶対聞かないと思うので、敢えて聞きますが、じつに豊満なバストです。どれくらいあるんですか?

藤田 あははは。水着のサイズは「藤田のFカップ」です。ダイエットを頑張ると、たまに「恵名のEカップ」になっちゃうんですけど(笑)。

――ところで藤田さんといえば、"いま一番脱げるシンガーソングライター"とも呼ばれていて、水着姿でライブをやっています。そもそも水着で歌おうと決意したのはなぜ?

藤田 もともと音楽をやりながらグラビアもやってたんですけど、「ミス東スポ2014」でグランプリをいただいたんです。せっかくだし2つを合わせたらいいんじゃないかって安直な理由です。でも最初は非難もされました。路上ライブに来てくれてた人たちが、ひとりふたりといなくなったし。

――そんな格好で歌うなと?

藤田 当時はギターもまともに弾けなかったので、大勢いるシンガーソングライターのなかで頭一個出るため、ひとつでも多くの武器を手に入れたいのもあって。後先を考えない性格なんで、振り切って行動したんだと思います。

――もともとグラビアをやるつもりじゃなかったんですか?

藤田 考えてもいなかったです。歌手になりたくて、福岡にいる時から手当たり次第、芸能事務所に履歴書を送っていて。事務所が決まって上京したんですけどそこがグラビアの事務所だったんです。歌の仕事はさっぱりで、撮影会とか水着の仕事ばかり。「この日々はいつまで続くんだろう」って、正直、憂鬱でした。

――今は吹っ切れた感ありますけど、何かあったんですか?

藤田 当時は夢や希望の曲ばかり歌ってたんですよ。やっぱり水着で歌うことに、どこか罪悪感があったので、前向きな歌詞をアウトプットしないとお客さんをつなぎ止められないと思って。でも水着の仕事とか、パチスロや麻雀の仕事をしながら、キレイごとばかり歌うのってなんだか嘘っぽいなって。そうしたら段々聴く音楽も変わって、昔は響かなかったバンドが刺さるようにもなってきて。

――どんな風に変わっていったんですか?

藤田 ずっとMISIAさんや絢香さんを聞いてたんですけどブルーハーツさんとかNUMBER GIRLさんとか好きになって。

――タイプが全然違いますよね(笑)。いわゆるパンクというか、赤裸々に気持ちを歌う、バンドが好きになってきたと。

藤田 そうです。それで私もむき出しの自分を叫びながら、歌う歌手になりたいと思うようになって。それからはこの裸一貫でやってる感じを伝えるためにロックしかないと思って、音もどんどん激しくなっていきました。水着も恥ずかしいとかいうより、むしろ戦闘服だって思うようになったし。

――普段、ライブするのは、ライブハウスがメインですよね。お酒を飲みながら見る人も多いと思いますけど、水着でしょ。酔った人に変な風に絡まれたりしません?

藤田 そういう人はまだいないです。でも以前、あるイベントで酔っぱらいのお客さんがいて、周りのお客さんに迷惑をかけてたんです。腹立ったんで「きさん(貴様)出てけやー!」って大声出しちゃいました(笑)。

――ロックですね(笑)。激しく動き回ってポロリしたりは。

藤田 今のところはないです。水着の紐が取れたことはあるんですけど、ま、それもライブの醍醐味ってことで(笑)。

――11月17日には週プレ酒場で「水着アコースティックディナーショー」をしていただきました。「水着を見に来たのに、音楽でドキッとさせられた」なんてお客さんの声もありましたよ。

藤田 うれしいです。それはそれで私の戦略というか。水着目当ての人が「水着が気にならなくなった」って言ってくれたら勝ちだなと思ってます。でもポロリが見れるかもみたいな下心で見にきてくれても大歓迎です。私は"いま一番脱げるシンガーソングライター"ですから(笑)。

――ちなみに好きな男性のタイプも聞ければ。

藤田 バラバラなんですよ。芸能人だと、舘ひろしさんが好きだった時期もあるし、さまぁ~ずの大竹一樹さんが好きだったこともあるし。でも付き合うとしたら、好きって言われたら、意外と好きになっちゃうタイプかも。チョロいかもしれないです(笑)。

――別れた男の歌とか、自分の恋愛経験を歌詞にすることは?

藤田 特定の人をそのまんま書くことはないですけど、何か起きたときの感情はメモってあるんですよ。曲を作るときにそこから引っ張ることもあって。いかに言葉に含みを持たせるかっていう、謎掛けみたいなものを歌の中に散りばめています。

――来年1月16日には、新曲『月が食べてしまった』を発売。ライブツアーも予定があるそうで、まだまだ活躍が期待されますが今後の目標なんてあります。

藤田 私は、結構、顧客満足度にこだわっていて、とにかくお客さんがとにかく楽しんでもらえる存在でいられたらなって、それだけは思っています。そのためにも歌にしても、見た目にしてもどんどんと攻めていきたいなって。

――それにしても、つくづく本当にデビュー当時、水着姿で罪悪感を感じながら歌っていたという話がウソみたですね。

藤田 本当にね(笑)。場数を踏んでくうちに、度胸がついていったんでしょうね。いまはむしろ置きにいくとダサいなと思っちゃって。嫌われてもいいから「次、何をしでかすんだろうって」期待されるような立ち位置でいたいなぁって思ってます。

■藤田恵名(FUJITA ENA)
1990年7月7日生まれ 福岡県出身
身長160cm B90 W60 H90
◯"いま一番脱げるシンガーソングライター""シンガーソングラドル"としてライブやグラビアで活躍中。2019年1月16日には最新シングル『月が食べてしまった』をリリース。最新グラビアDVD&BD『ちゅら濡れ』発売中!
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