※アイキャッチ画像は「alexsutcliffeによるPixabayからの画像」
Dinosaur Provincial Park ( Canada ) OUV(vii)(viii)
1979年世界遺産登録
■恐竜の集団生活?!バッドランドと呼ばれる荒野で発掘された恐竜の化石
アルバータ州南東のレッドディア川流域にある自然公園の形に沿って、おおよそ全域が世界遺産に登録されています。
ここは州名のとおりアルバートサウルス、ティラノサウルスといった有名な恐竜の化石が数多く発掘された地域です。ダイナソール州立公園は、世界最大級の恐竜化石層があることから、1955年に州立公園に制定されました。
上述した恐竜は主に白亜紀と呼ばれる太古の時代に生息していた種類です。この時代には他にも、トリケラトプス、アンキロサウルスと言った恐竜がいたとされ、全部で60種が存在したそうです。
なぜこの地域でこうした化石が発掘されたのか。
それは一つに、氷河の浸食によって地表が削り取られ、白亜紀の大地が荒れた山地の絶壁状に露出したことにはじまります。1987年には恐竜の卵の化石が発見され、1910年以降の発掘で、白亜紀後期の恐竜化石が多数発見されました。こうした発見から、恐竜が集団生活をしていたことも示唆されたようです。
また登録基準のⅷとして、イヌワシやハヤブサなど絶滅の危機に瀕している多数の生物も生息しています。
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