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肘(ひじ)の痛み|熊谷市にある整形外科・リハビリテーション|ワイルドナイツクリニック

肘(ひじ)の痛み

肘の解剖

図

肘の上の二の腕を上腕、肘関節から手首までを前腕と呼び、手掌を正面に向けた状態で母指側を外側、小指側を内側と呼びます。上腕には上腕骨、前腕の外側には橈骨(とうこつ)、内側に尺骨(しゃっこつ)といった2つの骨があり、上腕骨の外側の骨突出部を外側上顆(がいそくじょうか)、内側は内側上顆(ないそくじょうか)、また橈骨に相対する上腕骨の部位を小頭と呼びます(図1)。手首と指を手背(手の甲)側に反る筋肉(手関節・指伸筋)が腱となって外側上顆、前腕を内側に捻り手首と指を曲げる腱が内側上顆に付着します。
また、内側上顆の下端から尺骨側面にかけて内側側副靱帯(ないそくそくふくじんたい)があります。ボールや物を投げるときには前腕が外側に開く力が働き(外反力)、上腕骨小頭がある外側には圧迫・剪断力(せんだんりょく)、内側には牽引力が作用し内側側副靱帯に強い緊張がかかります。

肘の痛みの原因

成長期で野球をしている子供たちでは、離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)、上腕骨内側上顆障害、尺骨(肘頭(ちゅうとう))疲労骨折といった文字どおり野球肘による痛みを生じます。

中年以降では上腕骨外側上顆炎があり、別名テニス肘とも呼ばれますが、スポーツと関係なく発症することも稀ではなく肘外側に痛みを生じます。一方、内側に痛みがある場合には上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)が考えられます。

高齢者では関節表面の軟骨が磨耗・消失し変形性関節症をきたすことがあります。

図説

図説

図1.野球肘の発生機序
手掌を前にして右肘を後ろからみているところです。前腕の外側(母指側)にある橈骨と接する上腕骨の部位を小頭(*)と呼びます。ボールなどを投げる際には前腕が外側に開く力(外反力)が働き、外側(上腕骨小頭)には圧迫・剪断力、内側には牽引力が作用し内側側副靱帯(UCL)に強い緊張がかかります。