今回with onlineが短期連載を依頼したのは「尻トレ」ブームの火付け役、パーソナルトレーナーの岡部友さん。しかし注目したのはトレーニングではなく、その独特な恋愛観と人生観です。
「脳内で恋愛が占める割合は2%」
「遺伝子以外では外見に惹かれないから一目惚れしない」
「人生はドラクエ」
でもそんな“超人”もかつては「ジムのお客様に恋愛相談をして、恋愛自己啓発本を借りて読んだりしていた」そう。
そこでwith onlineはアンケートで集まった読者の声をもとに、自分らしく幸せになるためのアドバイスをいただきました。第1回のテーマは「恋愛中心に生きることのやばさ」。初回から叱咤激励の嵐です!
他人について考える暇があるなら、まずは自己実現が先
「とにかく出会いがなくて、婚活アプリや婚活パーティーに足を運ぶ日々。よく知らない人と連絡先を交換する日々に辟易」(28歳・メーカー)
「浮気されて別れたけど、元カレとズルズル……。(25歳・IT)
「彼が具体的な結婚の話をしてきてくれない」(29歳・銀行)
四六時中、恋愛のことばかり考えちゃうのって問題ですよね。何より、本人がいちばんつらいし、疲れると思う。今でこそ恋愛に関して超人扱いされている私ですが、昔からこうではないので、彼女たちの気持ち、わからなくもないんです。彼氏のことで悩んだり、結婚して子供をもって家族のサポートに徹しよう、と考えたことはありましたから。
恋愛も結婚もあっていいけど、人生においてその悩みが、脳の大半を占めちゃまずいですね。「他人について考える暇があるなら、まずは自己実現が先」というのが今の私の考え。
自分個人をどうしていくか、自分が熱中できることを見つけてトライして、かつその行動が、世の中のためになっているかを考える。それが生きていくうえで一番大事なことじゃないでしょうか。
自分の人生なのに他人についてずっと考えてるって、自分の人生を生きていないと思うんです。脳のエネルギーはつねに自己実現のために使うべきです。他人の思考、行動はコントロールできないんだから、あなたがどれだけ彼のことで悩んでも、それは相手にはまったく関係ないことで「これだけ悩んでるのに全然わかってくれない」っていうのは、当たり前ですよ。