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【4月20日『わたしたちが27歳だったころ』書籍発売】菅野美穂「27歳の自分に会えたら『“正しいこと”より“優しいこと”が尊いって気づくようになっていくからね』って言いたい」

4月20日、書籍『わたしたちが27歳だったころ』の発売が決定。刊行を記念して、書籍に収録されているインタビューの一部を特別公開!

わたしが27歳だったころ。

withの人気連載が1冊の書籍に! 
様々な分野で活躍する大人の女性たちにも、私たちと同じ、27歳のときがありました。「わたしが27歳だったころ」と題して、彼女たちが当時、何に悩み、どんな努力をしてきたのかを伺ってきました。センパイたちの経験から、素敵な大人に近づくヒントが見つかるはず!

女優 菅野美穂さん

15歳でデビュー以来、多くのドラマや映画で印象的な役柄を演じてきた菅野美穂さん。現在はふたりのお子さんを育てながらも、女性誌やCMなどで変わらぬその美しい姿を見せています。

そんな菅野さんの「あの頃」は?
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ワンピース¥32000、パンツ¥26000/バウム・ウンド・ヘルガーテン(ユニット&ゲスト) イヤカフ¥5400/セルフォード(セルフォード ルミネ新宿1店) ベルト/スタイリスト私物
【PROFILE】1977年、埼玉県生まれ。中学3年のときに、ドラマ「ツインズ教師」でデビュー。その後様々な役を経験し、1998年のドラマ「君の手がささやいている」でエランドール新人賞大賞受賞。小誌では表紙や旅企画など、最多出場女優の記録も!

大人の年齢、「30歳」を目前に理想の自分と現実とのギャップでひたすら焦っていたなぁ

振り返れば27歳頃というのは、まさにターニングポイントだったと思います。26歳のとき「大奥」で初めて時代劇を経験し、当時は連ドラの仕事が続けて入っていたので、切れ目のない日々を送らせていただいていました。

そんな頃迎えた27歳の誕生日、「30歳まであと3年しかない!」っていうカウントダウン状態に気がついて。30歳といえば当時の私にとっては完成した大人のイメージだったので、あと3年でそのイメージに辿り着けるとは思えなかったんです。

15歳でデビューした私は、その頃すでに10年ちょっとのキャリアがあって、微妙な年齢を迎えていたと思います。若い方をリードするような役割も求められたり、作品としては、自分の役のことだけでなく、番宣などドラマ全体のことも求めていただける立場になったり、いろんな監督とも「おひさしぶりです」で始まるお仕事も増えたりして、初々しさで乗り切れる雰囲気ではなくなってきていたんですよね。

一方で、周りには到底追いつけそうにない素晴らしい先輩たちがたくさんいて。またプライベートでは、母が30歳の時に結婚したので、自分もそのくらいで結婚するものだと思っていたのに、現実は目の前のお仕事に精一杯で結婚どころではない状態でした。

自分の思い描く30歳と、現実のギャップで、焦りの時期だったと思います。

\続きは書籍で!/

「わたしが27歳だったころ」が書籍になりました!

悩んで、迷って、「わたし」になった 25人からのエール
『わたしたちが27歳だったころ』
仕事、結婚、出産……人生は選択の連続。
そして、幸せの定義だって、1つじゃない。
さまざまな分野で活躍する先輩方は、27歳だった頃、
何に悩み、どんな生き方を選択し、今何を思うのかーー。
人それぞれ生き方があり、悩むタイミングもやり方も1人1人違う。
でも、誰もが悩み、もがいて、走ってきたからこそ、今がある。
俳優、映画作家、脚本家、宇宙飛行士、映画字幕翻訳者、ドラマプロデューサー、など
時代をつくり、活躍する女性たちが語る「わたし」ヒストリー。
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2022年4月20日(水)搬入発売
講談社刊 1540円(税込)
ISBN 978-4-06-527999-1
撮影/来家祐介(aosora) スタイリスト/青木千加子 ヘア&メイク/北 一騎(Permanent) 取材・文/吉野ユリ子 ※再構成 with online編集部 ※商品情報はwith2020年10月号発売時点のものです。
24 件

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