わたしが27歳だったころ。
様々な分野で活躍する大人の女性たちにも、私たちと同じ、27歳のときがありました。「わたしが27歳だったころ」と題して、彼女たちが当時、何に悩み、どんな努力をしてきたのかを伺ってきました。センパイたちの経験から、素敵な大人に近づくヒントが見つかるはず!
女優 菅野美穂さん
そんな菅野さんの「あの頃」は?
大人の年齢、「30歳」を目前に理想の自分と現実とのギャップでひたすら焦っていたなぁ
そんな頃迎えた27歳の誕生日、「30歳まであと3年しかない!」っていうカウントダウン状態に気がついて。30歳といえば当時の私にとっては完成した大人のイメージだったので、あと3年でそのイメージに辿り着けるとは思えなかったんです。
15歳でデビューした私は、その頃すでに10年ちょっとのキャリアがあって、微妙な年齢を迎えていたと思います。若い方をリードするような役割も求められたり、作品としては、自分の役のことだけでなく、番宣などドラマ全体のことも求めていただける立場になったり、いろんな監督とも「おひさしぶりです」で始まるお仕事も増えたりして、初々しさで乗り切れる雰囲気ではなくなってきていたんですよね。
一方で、周りには到底追いつけそうにない素晴らしい先輩たちがたくさんいて。またプライベートでは、母が30歳の時に結婚したので、自分もそのくらいで結婚するものだと思っていたのに、現実は目の前のお仕事に精一杯で結婚どころではない状態でした。
自分の思い描く30歳と、現実のギャップで、焦りの時期だったと思います。
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「わたしが27歳だったころ」が書籍になりました!
『わたしたちが27歳だったころ』
そして、幸せの定義だって、1つじゃない。
さまざまな分野で活躍する先輩方は、27歳だった頃、
何に悩み、どんな生き方を選択し、今何を思うのかーー。
人それぞれ生き方があり、悩むタイミングもやり方も1人1人違う。
でも、誰もが悩み、もがいて、走ってきたからこそ、今がある。
俳優、映画作家、脚本家、宇宙飛行士、映画字幕翻訳者、ドラマプロデューサー、など
時代をつくり、活躍する女性たちが語る「わたし」ヒストリー。
講談社刊 1540円(税込)
ISBN 978-4-06-527999-1