「紅の豚」主題歌の加藤登紀子さん 11.12に大阪でほろ酔いコンサート

 歌手の加藤登紀子がライフワークとなっている「ほろ酔いコンサート2023」の幕開けとなる11月12日の大阪公演(上本町・新歌舞伎座)に向けて意気込みを語った。

「ほろ酔いコンサート」の思い出を語る加藤登紀子=大阪市内

  加藤は東大在学中の1966年にプロ歌手デビュー。71年に「知床旅情」で2回目の日本レコード大賞歌唱賞受賞。同年から「百万本のバラ」などでNHK紅白歌合戦出場3回。92年のスタジオジブリ映画「紅の豚」主題歌「さくらんぼの実る頃」でも知られる。

 加藤によると「ほろ酔い」スタートは、71年の新聞記者との飲み会がきっかけ。「紅白出場とか、レコード大賞とかが君の歌の目標ではないはず。自分の変わらない土俵をしっかり持つべき」とアドバイスされたそうで、当時を知る筆者を前に今も懐かしそう。

 最初の頃はほとんどが男性客で、客席で勝手に泥酔する者が多数。「酔ってステージの上まで来て、お酒勧めるの。私もいける方だから飲みながら歌い続ける。歌っていると酔わないの」と酒豪伝説を認めた。コロナ禍でも年末の恒例行事として開催を続けてきたが、酒交流は封印。今年は3年ぶりにスポンサーによるロビーでの振る舞い酒を復活する。

 「うれしいですね。今年の『ほろ酔い』千秋楽の12月27日東京公演が80歳の誕生日なので、今年のテーマは『ハッと(80)するほろ酔い』にします」と若々しい笑顔を見せた。

 (畑山博史)