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U-15日本代表候補選出のMF布施克真、自身と日大藤沢のレベルアップのために世界へ

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日大藤沢高のU-15日本代表候補MF布施克真

 日大藤沢高(神奈川)のMF布施克真(横浜F・マリノスジュニアユース出身)は8月に開催されたROOKIE CUP in J-VILLAGEにU-15日本代表候補の一員として出場。最終日の習志野高(千葉)戦でゴールを決めるなど、優勝に貢献した。

 布施は07年の早生まれとして、中学3年生中心のU-15日本代表候補に合流。「どのくらいできるかなと思ったんですけれども、自分のポテンシャルを出していくのが一番大事」と積極的にプレーすることに集中した。

 対戦相手は全てU-16世代の高校生。だが、「代表だと一人ひとり個人的な上手さもあるんですけれども、ボールタッチとかだけじゃなくて、オフ・ザ・ボールとか『ここで中入る』とかそういう動きがみんな上手いから高校生がいる中で優勝できたと思います」と分析する。

 布施は日大藤沢で主にSHを務めている。「関東Rookie League」の最終節(3日)でも静岡学園高(静岡)相手に柔らかいドリブルなどでチャンスメークして1アシストしたが、U-15日本代表ではSBが中心。廣山望監督から求められた「際のところで、一回みんな止まるところをもう一歩出て行くこと」、またボールを受ける位置で状況を一変できることなどを学び、実践してきた。

 年代別日本代表として世界と戦うことは目標だ。その経験を日大藤沢に持ち帰ることが自身、そしてチームの成長にも繋がると考えている。「対戦することで学ぶことも多いので、そこで自分がどれだけできるか、世界の選手と何が違うのか、そういうのもチームに持って帰ってみんなに伝えられれば、もっと良いチームになる」。そして、高いレベルの中で目指す姿に近づけるように努力を続ける。

「ネイマールが好きで、自分で2、3人抜いて打開できる選手になりたい。当たり前のようにそれができるのはネイマールくらいだと思っている。日藤としては選手権行きたいですし、その選手権に自分が出ていなかったら意味がないので、2年から中心選手で試合できるようなプレーヤーになりたいです」。日大藤沢のAチームでの出場機会も増加中。活躍を続けてまた、代表チームでのチャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)
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