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南米で熱波続く ブラジルの内陸部では連日の40℃超

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2023/11/16 13:20 ウェザーニュース

南米・ブラジルで熱波が続いています。現地時間の15日(水)の最高気温は内陸部で40℃を超えた所があり、週末にかけて暑さが続く見通しです。

サンパウロでは史上2位の暑さ

ブラジリアの東に位置するサン・ロマンの観測所では15日(水)の最高気温が42.6℃まで上昇し、4日連続で40℃以上を観測しています。サンパウロでも14日(火)には観測史上2位となる37.7℃を観測するなど、広範囲で熱波に見舞われています。

ブラジルの東海上には優勢な高気圧があり、暖かな空気の流れ込みやすい気圧配置が続いている状況です。上空1500m付近には+21℃以上の暖気が流入し、気温の上昇につながっています。

こうした状況は少なくとも現地時間の17日(金)にかけて続く見通しで、気象当局は最も高いレベルの警報を発表し、暑さに対して警戒を続けるよう呼びかけています。

アメリカ海洋大気庁は、10月の地球の表面温度は歴代最高を更新したと発表しました。南米大陸も特にブラジル周辺で平年を大きく上回る気温となっています。地球温暖化の進行と、エルニーニョ現象など今年特有の現象が重なることで、著しい高温になっていると考えられます。
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