オリジナルリリィ wiki

氷室深幽

最終更新:

tosylchloride

- view
メンバー限定 登録/ログイン

氷室深幽(ひむろ みう)


作者:闘う鬼百合
イラスト:Teisuu

三途の岸辺にたゆたう影の如き《残影》

人物情報

誕生日 2037年11月13日
血液型 B型
身長 152cm
体重 48kg
出身地 鎌倉府横浜市

詳細情報

ガーデン・学年 私立百合ヶ丘女学院1年
(2052年当時)
レギオン LGニヴルヘイム
スキラー数値 81
レアスキル 縮地(S級)
サブスキル 虹の軌跡
Whole Order
ブーステッドスキル リジェネレーター
連続強化補助
CHARM 草薙剣
ルーン ニイド、エオロー(逆)

  • 8歳の頃に巻き込まれたヒュージの襲撃により失明している。後にゲヘナ研究所にて強化手術が施され、人工的強化されたサブスキル「Whole Order」を用いて周囲環境の振動や移動を感知している。
    • 指を鳴らしたりして音を出し(あるいは環境音を探知し)、その空気中を伝播したり物体に振動を与えたりする様子を分子レベルで追跡し、周囲環境の情報を把握する、いわゆるソナーに近しい活用方法である。長年の使用によりノイズ振動のフィルターにも長けており、シグナルに注目することで感覚オーバーフローを避けている。
    • 振動情報を把握することで索敵や待ち伏せの探知、そして敵味方の見分けに積極的に活用している。この「Whole Order」のサブスキルに生物の心拍や血流は特に発見されやすく、深幽に獲物の急所を視せてくれる。
  • 愛用しているCHARM「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)は同レギオンのアーセナル、平坂零により設計・開発されたもの。高速移動と抜刀を前提に設計されており、斬撃モードのみを搭載されている。鞘の底部に起爆装置が設けられており、持ち手部分の引き金の作用で爆速抜刀を可能とする。刃自体にマギクリスタルコアがなく、納刀することでマギを補填する。
+ 展開・折り畳む

(納刀時)


(抜刀時)

属性

リリィ マディック 教導官 強化リリィ 故人

詳細

好きなもの 緑茶、姉の作る料理
苦手なもの ゲヘナ、男性、人間全般(内輪を除く)
特技・趣味 茶道、読書(点字書)
  • 二つ名:残影 ~ザンエイ~
  • LGニヴルヘイムの副将にしてかわいい甘えん坊
  • 双子姉の幽処とは生まれた時からいつも側についており、離れたことはほぼない。二人の姉妹愛は限りなく深く、肌を重ねる関係よりも遥かに超えている。
  • 傷ついた獣のような不信感を持っており、過去のトラウマから生まれた人間恐怖感がヒトに対する疎遠と凶暴な態度を煽る。特に、裏山博士の加えた性的暴行を含む虐待(下記)により、男性をとりわけ恐れており、CHARMを以て攻撃したこともあると言われている。人を極力避け、追い詰められた時に逆に襲い掛かり相手を寄せ付けないその様子は極度に怖がる内心を物語る。
    • その反面、確実に信頼を得たごく少数の人間(現時点ではレギオンの仲間のみ)に対しては明るくかわいい甘えん坊の片面を見せる。子猫のようにすり合っておねだりする姿はレギオン内の雰囲気を癒していく(主に姉にねだっている)。
  • ゲヘナの実験にて刻まれた制御刻印は眼球にある。その刻印は光に反応し発熱するため、目が見えないどころか、光が当たるだけで焦げてしまう。この理由で昼間の間は目が包帯に覆われている。
  • 点字書の読書を好んでおり、読んだ後は内容について幽処と話したりしている。普段読んでいるジャンルは歴史の逸話や小話。

生い立ちとトラウマ

+ 展開・折り畳む
生い立ち
ゲヘナ研究者の父親、氷室硫太郎(ひむろ りゅうたろう)と天津重工研究者の母親、氷室綾瀬(ひむろ あやせ)の間に生まれた。出身は横浜市。

父親、氷室博士はゲヘナ横浜研究所の「人間感覚拡張研究室」の主任を担当し、霊感実験を行っていた(これらの実験で苦しめられていたリリィのうち、後にLGニヴルヘイムの仲間となる平坂鎖影?雪代陽華瑠?がいた)。ところが、研究室に所属していた分課「裏山グループ」のリーダー、裏山智博(うらやま ともひろ)博士が主任の座を奪おうと氷室一家を狙い、暗殺計画を企んでいた。当計画は特型ヒュージを利用した襲撃であり、決行された際に氷室博士夫妻の殺害に成功し、その娘二人の幽処と深幽(当時8歳)にも重傷を負わせ、視力を奪った。

ゲヘナに囚われた3年間
当時十分理解されていなかったリリィ波形感応現象を氷室家の双子娘が起こし、ヒュージを呼び寄せたと見なされたこの襲撃の後、主任代替により裏山博士は人間感覚拡張研究室を指導することになった。その際、全盲となった幽処と深幽を研究室に引き受け、自分の研究の第一実験体とした。その研究内容は「人工的に強化されたレアスキル・サブスキルによる周囲環境の感知」であり、視力を補う他の感覚を調べるために数多くの人体改造と臓器移植手術を伴った。実験に姉妹は激しく反抗し、その中に幾度も脱走を試みた。しかし、これは博士の怒りを買うばかりで、脱出が失敗する度に閉じ込められ、長らく拷問を施された。火刑、性的暴行、水責め、爪の引き抜きをはじめとした幅広い拷問を体験し、施術されたブーステッドスキル「リジェネレーター」により死の安らぎを阻まれた。

最後の脱出と百合ヶ丘女学院中等部編入
最初の脱出の際に氷室姉妹は縮地のレアスキルに覚醒し、後の失敗で次第にそのスキルの熟練度が上昇した。ようやく、11歳の頃に5回目の脱走がなされ、その際にレアスキルはS級に到達し、「異界の門」の特異的能力で成功した。自由への道を切り開いた二人はCHARMを2本盗み、裏山博士をも連れ出した。積年の恨みを返し、博士を人間だったとも分からないような肉片の塊にした後二人は逃げ去った。反ゲヘナの代表ガーデンがこの地方にいくつかあると分かった姉妹はそのいずれかに身を寄せようと思い(正式的に編入するわけではなく、ただ敷地内に隠れてゲヘナを避けるつもりであった)、そんな安息の地を求め旅立った。しかし、位置もわからず方向を探知する術がなかったため、当てもなく三浦半島の森林と山を彷徨っていた。

縮地S級とWhole Orderを頼りに野生動物を狩りながら、ゲヘナからの追撃団を抹殺したり、その他の人間を回避したりしていたという野生生活を送りながら氷室姉妹は大自然の中を彷徨っていた。イノシシやたぬき、リス、犬、猫などわずかに残っていた野生動物を獲物に、二人は狩りの技術と生肉食を覚え、いかにも人間を離れ肉食獣の姿に近づいていった。脱走してからおおよそ1年後、ある朝に外征から帰還中の百合ヶ丘女学院のレギオンを発見し、二人は一定の距離を維持しながら密かに追跡し、学院まで辿り着いた。敷地内にある茂みに潜り込むところを教職員に発見され、リリィであると判断され次第出てくるように促されたが、すぐには応じなかった。3週間ほど茂みの中で暮らし遠くからの声かけで説得を受け、ようやく姿を表し学院に身を預けることに同意した。その時、幽処と深幽は12歳だった。

百合ヶ丘女学院での検査において、姉妹のS級縮地と人工的に強化されたWhole Orderが確認された。12歳という若き年でレアスキルS級に到達したという前代未聞な能力を学院は認め、中等部入学を承認した。その時から年月は流れ、3年後に高等部一年生として自分たちのレギオン、「LGニヴルヘイム」の結成に至った。

戦闘スタイル

+ 展開・折り畳む
戦略戦術を顧みず、とりあえず突撃して近距離乱戦を繰り広げるという猪突猛進なスタイルを好む。そんな乱戦でS級縮地の力を頼りに戦場を縦横無尽飛び回ることを最大の特徴とする。居合の技を駆使し、神速の抜刀を多重同時に放ち、瞬く間に相手を切り刻む。個々の斬撃の威力こそ中程度ではあるものの、圧倒的な攻撃速度と手数で瞬く間に敵を溶かしていく。二人の戦闘ログでは、ラージ級ヒュージ1体の最短討伐記録は0.02秒程度である。
一方、防御力は脆弱なため、Whole Orderに導かれた異常な回避力で補っている。

連携
氷室姉妹二人が同時に繰り出す連携技。
連続強化補助のブーステッドスキルと合わせ 、縮地の移動を亜光速まで加速させる。その瞬時移動と合わせ抜刀を連続に繰り出し、一刻にして空間を充満する斬撃を重ね与える。その速度と手数により三次元空間のあらゆる方向から敵を囲むような斬撃が出され、ラージ級ヒュージ多数体でも一瞬にして葬れる。当然ギガント級は撃破できないが、防御結界を破壊したり手足を切断したりすることで、ノインヴェルト戦術を進行させるための優勢を作り出せる。

交友関係


関連文献

記事メニュー
目安箱バナー