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「博多蕾菜(はかたつぼみな)








鮮やかな緑と白がきれいな
小さなお野菜“博多蕾菜”

調査情報部

■博多の春を告げる新しい野菜

 コリコリした食感と程よい辛味の「博多蕾菜」は、アブラナ科の野菜で、福岡県久留米市の株式会社福岡園芸が中国からいち早く導入し、選抜を繰り返し、品種登録出願した大型からし菜の一種です。1株は4~5キログラムにもなる大きな野菜ですが、集合したわき芽の部分を収穫することを特徴とします。平成18年に福岡県柳川市で現地試作が始まり、その後、JA全農ふくれんが苗生産の許諾を受けてブランド化に取り組み、平成20年には福岡県内にある12のJAで生産・出荷されるようになりました。

■博多蕾菜の特徴

 「博多蕾菜」の出荷期間は1~3月と限定的で、春の訪れを告げる野菜です。‘蕾菜(つぼみな)’の名前のとおり、花のつぼみに似た形と緑と白の鮮やかな色合いは目を楽しませ、ピリッとした程よい辛味とマイルドなうま味を感じさせます。
 また、「博多蕾菜」は、血圧降下作用やリラックス効果が報告されている‘r-アミノ酪酸(ギャバ)’を100グラム中40ミリグラム含み、さらに、うま味成分で‘r-アミノ酪酸’の前駆物質でもあるグルタミン酸も100グラム中600ミリグラムといずれも豊富に含んでいます(注1)。
(注1)資料:(財)日本食品分析センター 分析試験成績書による。

きれいにパック詰めされた「博多蕾菜」

■JA糸島 ‘博多蕾菜部会’の取り組み

 JA糸島は、平成20年に「博多蕾菜」の生産を開始しました。当初は菜の花を栽培していた農家を中心に6戸23アールで始めた栽培は、平成22年には7戸80アールへと拡大しています。 
 JA糸島では、定植時期を4つに分けて、1月上旬から3月下旬まで出荷できる体制を整えるとともに、定植時に黒マルチを張ることで雑草を抑制するなど栽培に工夫を凝らしています。収穫後は、水洗い、計量、出荷規格検討会で決められた規格(2L・L・M・S)ごとの選別など、手間暇かけた調製作業を行い、細心の注意を払って品質を保持しています。
 「博多蕾菜」は、‘国内初登場、期間限定、春を呼ぶ高級食材’を販売コンセプトと位置づけて出荷しています。現在、新たな取組として、漬物など、規格外品の加工利用を検討しており、さらなる普及に努めています。

「博多蕾菜」の栽培風景

収穫直前の「博多蕾菜」

産地から一言:おすすめの食べ方

 生で食べるとさわやかな香りとピリッとした辛さが味わえます。熱を加えても甘みの中に辛味と独特の食感が残るので、天ぷら、スープ、炒め物など何にでも使える食材です。火の通りが早く、加熱しすぎると柔らかくなるので気をつけましょう。

○〈「蕾菜と地鶏のさっぱりスープ」の作り方〉

 ①鍋にブイヨンを入れ、温め、地鶏肉と白ねぎ(緑部)、しょうがと一つまみの塩を加え沸騰させないように30~40分程度煮込み、これをこす。②煮込んだ地鶏肉を角切りに整える。③焼きねぎ、地鶏肉、四つ切の蕾菜を加える。④ひと煮立ちさせたら器に盛り、お好みでゴマ油や黒コショウなどを加えてお召し上がりください。

さっぱりとした
「博多蕾菜と地鶏のスープ」

問い合わせ先:JA全農ふくれん 園芸販売課
(TEL:092-762-4744)

写真提供:JA全農ふくれん

 
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