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2023年10月10日

声優・逢坂良太インタビュー「上手くいかない時も、その時に自分が出来る精一杯で向き合っていく」

逢坂良太 声優 インタビュー タウンワークマガジン townwork『東京リベンジャーズ』『ハイキュー!!』『ダイヤのA』など、多数の話題作で声優を務める逢坂良太さん。10月から放送されるTVアニメ『暴食のベルセルク』の主人公・フェイト役を演じての思いや、ご自身のアルバイト経験、さらに「現場の空気感を大切にしている」というお仕事観などについて伺いました。

 

主人公が暴食スキルで、レベルアップしていく醍醐味や変化を楽しんでもらえたら!

逢坂良太 声優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――アニメ『暴食のベルセルク』では、大罪スキル《暴食》で倒した相手の能力を食らうことで強くなっていく主人公・フェイト役を演じていますが、台本を読んでどのように受け止めましたか?

無能といわれていた主人公が、大罪スキル《暴食》を使うことで強さと同時に危うさも持ち合わせてしまうという点で、今までにないダークヒーローが描かれていると感じました。それと、フェイトはスキルを手に入れるまで、虐げられて生きてきた人間だったので、ヒーロー然とするのはやめて、ちょっとした闇の部分や、心に秘めた孤独をしっかりと演じつつ、もともと持っている真っ直ぐさも活かせるようにバランスを大事に演じたいと思いました。

――演じるうえで新しく挑戦したことがあれば教えて下さい。

原作者のファンの方たちに怒られるかもしれませんが、今回はあえて原作を読みませんでした。主人公が、知識ゼロの状態で、色々な事に触れて変化していく様子を、僕自身も同じように感じて演じていこうと考えたんです。フェイトが持っている警戒心の強さや、キャラクター性が引き出せていれば嬉しいです。

――完成したアニメをご覧になっていかがでしたか?

フェイトのことを気にかけてくれるロキシーに、“どれだけ入れるんだ!?”というくらいキラキラのエフェクトが入っていたのが印象的でしたね(笑)。でも、フェイト目線で考えると、他の聖騎士たちのひどい振る舞いを見てきたからこそ、気にかけてくれるロキシーがあれほどキラキラして見えているのかなと解釈しました。もしかしたら、「ロキシーを描くのにすごく気合が入っていた」ということをスタッフさんが言っていたので、僕のただの深読みかもしれないですけど(笑)。

――意思を持つ剣(グリード)役の関智一さんとは、何かお話をされましたか?

剣の声は加工をするため声が被せられないので、関さんとは別ブースでの収録でしたが、アドリブをバンバン入れてくるんですよ! 僕もアドリブには応えたいタイプの人間なんでムズムズしながら聞いていて、カットの終わりで「うるせぇ黙ってろ」といった一言を、ようやく入れられたみたいな(笑)。その駆け引きが、もどかしくもあり楽しかったですね。

――10月4日から、アニメの放送が始まっていますが見どころをお願いします!

主人公は少しずつ新しい能力を増やして強くなっていきますが、ボスを倒すと、“おい、そんなスキルありかよ!?”というようなスキルや能力を手に入れて一気にレベルアップするといった醍醐味もあるので、ぜひキャラクターの変化を楽しんでもらえたらと思います!

 

“誰かだけ”ではなく、関わる全ての人の力があってこそ、1つの作品が完成していく

逢坂良太 声優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――ここからは、お仕事観について伺っていきます。声優という仕事をするうえで大切にしていることは何でしょうか?

どの仕事にも言えることですが、1つの作品が出来るまでに、キャスト、スタッフさん、そしてアニメーターさんなど、僕たちがあまりお会いする機会がない方たちも含め、たくさんの方が関わっているということを忘れないことですね。表舞台として声優をフィーチャーしていただく機会も多いですし、僕たちも魂を込めて作品に携わってはいますが、“誰かだけ”が頑張っているわけではなく、関わる全員の力があって作品が完成していると思うんです。

――そういう考えが出来るようになったきっかけはあるのでしょうか?

デビューから少しして主役をやらせていただける機会が続きましたが、その後、脇役をやり始めてからですね。声優になったばかりの頃は自分自身のことに必死でまったく余裕がなかったんです。それが、脇をやらせていただくようになった時に、ようやく周囲のことが見えてきて、すごくサポートしてもらっていたんだと気づくことが出来ました。

 

緊張感の中で仕事をするより、みんなで楽しめる現場にしたい

逢坂良太 声優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――視野が広がった瞬間なんですね。

声優としても、自分の台詞がない時に他のキャストさんたちを見て、“どういう感じでやっているんだろう?”と興味を持てるようになったことで、“すごい人たちばっかりなんだ!”と改めて感じました。そこで、自分自身の拙さ(つたなさ)を感じられたのは良かったなと思います。

そこから、共演者の方やスタッフさんたちにも自分から声をかけるようになって。人見知りではあるのですが、ちょっとした勇気を出して話せるようになったら、みなさんの人柄や作品にかける思いも知ることが出来る。そうすることで、現場でも“より頑張って良い作品をつくろう!”と思えるんです。

――現場を大切にされているのが伝わってきます。

雰囲気は大事だと思っています。ギクシャクとした緊張感の中で仕事をするより、みんなで楽しめる現場にしたいというのはいつも思っていますね。たとえば休憩中はケータイを見て、終わったら挨拶だけで帰っちゃうみたいな。それだと寂しいなと思うので。

 

いっぱい悩んだり後悔をして、少しずつポジティブな考えが出来るようになった

逢坂良太 声優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――仕事が上手くいかない時や落ち込んだ時は、どうしていますか?

ある程度は忘れられる人間なので寝て忘れます。ただ、3年後とかに思い出したりするんですよ(笑)。

――それは、解決出来ていない問題が再浮上するみたいな感じですか?

ふとした時に黒歴史を思い出すような感じですね(苦笑)。“あの時、めちゃくちゃ下手だったな”とか思い出して、“今だったら上手くいくかも”と考える。だから、もうちょっとポジティブな感じではあるんですけど…。

上手く出来ない時は、もちろん落ち込みます。でも、その時々で自分が出来る精一杯で向き合うというスタイルで生きてきたので、その時はどう頑張ったとしても、それが自分の限界だったと思うんです。だから、どうしてもダメだった時は、“当時の自分には出来ないことだった”と割り切ってしまうんです。その代わり、そう思えるくらい真剣には取り組んでいたいと思いますね。

――落ち込んで前に進めなくなるより、その時々を一生懸命にと。

そうですね。ただ、そう考えられるようになるまでは長かったですよ。いっぱい悩んだり後悔もして、少しずつ今の考えが出来るようになったことで少しずつ楽になりました。

 

技術は人から教わるより、自分自身で経験して身につけていきたい

逢坂良太 声優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――もし今の逢坂さんが、仕事を始めたばかりの逢坂青年に、ご自身が持っている能力を1つ教えてあげるとしたら、何を選びますか? たとえば“この技術は早いうちに身につけておけよ”みたいな。

何があるかな…。今の僕が持っている技術だとしたら、それはいつか経験をした先で手に入るものだから教えるものではないのかなと。教えたところで、結局“身につくのかな?”って。技術は早く知るに越したことはないのかも知れないですけど、それはちょっと違うように感じるし、そういう変なズルはしたくないんですよね。

それと、「百聞は一見にしかず」という言葉が好きで、聞くよりは見に行きたいし経験したいタイプなので、先に教えてもらっちゃうと楽しみが奪われてしまう気がして(笑)。もし、何かを教えられるとしたら、報告になりますが、先行きが不安だった頃の自分に「この仕事で生活は出来るよ」と伝えてあげたいと思います!

――最後に、アルバイトについて。スーパー、ゲームセンター、コンビニなど様々な経験をされていますが、今に役立ったことはありますか?

接客業が多かったので作品で店員役をする時は活かされているし、ゲームが好きだったらゲームセンターで働いた時は、ゲームの基盤を開けて修理をするのとかも楽しかったんですよ。声優を目指している間は、生活を支えるためのバイトでしたが、やってみると楽しいと思えることも多かったので、経験を増やすという点では意味のある時間だったと思っています。

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■Profile
逢坂良太
(おおさか・りょうた)

2010年に声優デビュー。2012年にTVアニメ『つり球』真田ユキ役で初レギュラー・初主演を果たし、2015年の『第九回 声優アワード』では新人男優賞を授賞。『ダイヤのA』沢村栄純役、『進撃の巨人』マルコ・ボット役、『鬼滅の刃』妓夫太郎役など、幅広い役柄を演じている。

■作品情報
逢坂良太 声優 インタビュー タウンワークマガジン townwork
©一色一凛/マイクロマガジン社/暴食のベルセルク製作委員会

『暴食のベルセルク』
原作:マイクロマガジン社(ノベル、コミックス継続中)
TV放送 23年10月4日(水)25:30~ より放送中
TOKYO MX/サンテレビ/BS11

◆『暴食のベルセルク』公式サイト:https://bousyoku-anime.com/
◆『暴食のベルセルク』公式X(旧Twitter):@bousyoku_anime

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影・河井彩美 取材・文:原千夏

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