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2023年12月12日

ネイリストになるのに資格は必要?バイトしながら取得できる?

ネイリストになるのに資格は必要?バイトしながら取得できる?
ネイリストとは、ネイルケアやネイルアートを施し、爪を美しく見せる専門職です。ここでは資格取得の必要性やネイリストになる方法、ネイルサロンでアルバイトをするメリットなどを紹介します。

ネイリストになるには資格がある方が有利

ネイリストになるのに必須の資格はありません。そのため、資格を取らずに技術を極めてネイリストになる道も不可能ではありません。ただ、実際は、ネイリストとして就職するには民間資格が求められたり、スクールなどで勉強した経験がある人を募集条件としている求人が多いです。中には、未経験歓迎で就業中に資格取得支援を謳う求人もあります。
 

ネイリストの主な資格・検定

ネイルの民間資格は複数ありますが、ここでは代表的なネイルの資格・検定を紹介します。

JNECネイリスト技能検定

「公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)」が、国際的に活躍するネイリストの育成を目指して実施しています。レベルは1~3級(1級が最高)に分かれ、実技試験と筆記試験があります。基本的に1級の試験は年2回、2~3級の試験は年4回開催されています。

JNAジェルネイル技能検定

「NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)」が、健全なジェルネイルの普及を目指して実施しています。レベルは初級・中級・上級に分かれ、初級と中級は実技試験と筆記試験があり、上級は実技試験のみがあります。基本的に試験は年2回開催されています。

ネイルスペシャリスト技能検定

「NPO法人 インターナショナル ネイル アソシエーション(I-NAIL-A)」が、ネイルサービスにおける必要な知識と技能の習得を目的として実施しています。レベルは初心者や学生向けのA級・SA級と、プロ向けのPA級・AA級・AAA級に分かれ、実技試験と学科試験があります。基本的に試験は年度内に3回実施されます。
I-NAIL-Aではほかに「ジェルネイル技能検定」も人気です。

 

ネイリストになるには

ネイリストになるための基本ステップは、大きく3つあります。

1.技術を身に付ける
2.資格を取得する
3.サロンに就職する

順番に解説していきましょう。

1.技術を身に付ける

爪は形や質、向きなどが一人ひとり異なります。ネイリストの基礎技術となる爪の形の整え方、リムーブの仕方、ムラを作らないコツなどに加え、基本デザインの「フレンチ」「カラー」「グラデーション」「マーブル」などと、美しく仕上げる技術を身につけます。独学でも可能ですが、プロになっている人の大半はスクールに通っているようです。

2.資格をとる

ネイリストは免許・資格制ではありませんが、技術や知識の「証」として、資格をとる人がほとんどです。資格を取得することで、ある一定程度の「スキルと知識があります」ということができ、サロンなどで働きやすくなるようです。

3.サロンに就職する

技術を身につけ、資格を取得できれば、サロンへ就職・転職活動をします。サロンでアルバイトをしながら資格取得、そのまま就職という人も多いようです。サロンでさらに経験を積み、自分で独立開業する人やネイリストの講師になる人もいるようです。
 

ネイルの技術を身に付けて就職する方法

プロのネイリストになるには、大きく分けて3つのパターンがあります。

1.スクールに通って技能検定に合格してからネイルサロンに就職

ネイリストとしてネイルサロンに就職するには、技能検定を持っているほうが有利です。また、ネイルサロンの求人広告の中にはスクールの卒業生であることを条件として表記しているところもあります。そのため最も多いのは、ネイルスクールに通って技能検定を取得してからネイルサロンに就職する方法です。

スクールの種類は、平日の昼間に毎日通うところ、週2、3日のところ、夜間に通えるところなどさまざまです。スクールを選ぶ際は、費用や講師の質、取得できる技能検定、就職率などをチェックして、自分に合ったところを選びましょう。技能検定に合格したら、ネイルサロンの求人に応募します。ネイリスト協会の認定校やネイルサロンと併設しているスクールに通えば、就職に有利に働く場合もあります。

2.独学(通信)で勉強して技能検定に合格してからネイルサロンに就職

スクールへの通学が難しい場合は、通信講座などでも技能検定合格へ向けた勉強ができます。DVDや動画など教材が充実しているので、自宅にいながら自分のペースで学べる点がメリットです。ただ、独学だけでは技術面が不安という人には、スクーリングがあるコースがおすすめです。講義を直接聞けたり、講師の指導のもとで実技の練習ができたりと、スクールに通うのと同じ感覚で学べる時間が持てます。

3.バイトで働きながら技能検定に合格してネイルサロンに就職

ネイルサロンにバイトで入り、働きながら経験を積んで技能検定に挑戦する方法もあります。収入を得ながら勉強もできるので、将来プロのネイリストとして働きたい大学生にもおすすめです。資格取得後は、バイト先のネイルサロンにそのまま就職する人もいれば、故郷に帰って地元のネイルサロンで働く人など、進路の選択は自由です。
 

スクール、通信で学ぶ場合の時間と費用

スクールで学ぶ場合

とりたい資格や身につけたいスキルにもよりますが、プロとなるネイリストを養成するスクールに通う場合、学費はおよそ60万〜100万円弱かかるところが多いようです。週1日の通学でOKというところや、土日夜間に数時間の授業を行うところ、少人数制で短期間に通うなど、特徴はそれぞれ。およそ1〜2年かけて、ネイリストに必要な資格をすべて取得できるようです。

通信教育で学ぶ場合

通信教育でネイルを学ぶ場合、およそかかる費用は5万円〜10万円超といわれています。この費用には基本となるテキストのほか、DVD、検定対策に必要なネイル用品一式がセットになっていることもあるので、ゼロから揃えるよりはおトク、という考え方もできそうです。ネイルサロンで働きたいという人だけでなく、セルフネイルをきれいに仕上げたいという人も受講しているよう。とりたい資格、勉強できる時間よってマスターできる時間は異なります。
 

ネイルサロンでバイトをするメリット

ネイルサロンでアルバイトを募集していることもあります。未経験OKの求人も比較的多くあるので、気になる人は探してみるとよいでしょう。アルバイトの仕事内容は電話対応や掃除、先輩のアシスタントを務めることが多いようです。

ネイルサロンでアルバイトする最大のメリットは、「実際のサロンの雰囲気を知ることができる」点にあります。スクールでは基礎技術を教えてくれますが、実際の施術とは異なることも。また接客するうえでコミュニケーションスキルやデザインのトレンドなどは、アルバイトのほうが学べるという人もいます。がんばってサロンでアルバイト+通信教育で資格取得する人もいるようです。

また、すでにネイリストの資格をもっているのであれば、高時給のサロンで働ける可能性もありますし、少しブランクがある人でも、アルバイトなら仕事復帰しやすいという事情もあるようです。
 

ネイルサロンのバイトの仕事内容

技能検定を持っていない人がネイルサロンでバイトする場合の主な仕事内容をお伝えします。

基本的には、プロとして働く先輩ネイリストのアシスタントや、電話受付、掃除などの雑用から始めます。実際にネイリストが働く現場で経験を積みつつ収入を得て、さらに技能検定の勉強までできる点が魅力です。営業時間終了後には、先輩から指導を受けながらネイルの練習をすることもあります。ネイル自体は資格がなくても施術できるので、技術が向上すれば、バイトでもお客様にネイルを施せることもあります。

バイト仲間の多くが、ネイリストを目指しています。ネイルサロンにはそのまま正社員を目指す人、将来独立を考えている人、とりあえず検定だけ合格しておきたい人などさまざまな人がいます。一緒にバイトをすることで刺激されるので、モチベーションを上げやすいでしょう。
 

ネイルサロンのバイトの時給

ネイルサロンを含む美容系職種バイトの平均時給は、首都圏・東海・関西の三大都市圏で1,149円です。

アルバイト・パート募集時平均時給調査(2023年10月度)リクルートジョブズリサーチセンター
 

ネイリストに向いている人

ネイルを仕事にする以上、「ネイルが好き」というだけではネイリストは務まりません。ネイリストに向いている人の特徴をご紹介します。

ネイルが大好きな人

「好き」という気持ちが人一倍強くないと仕事として続けることは難しいでしょう。憧れの気持ちだけでは不十分ですが、「ネイルが大好き」「仕事として極めたい」という強い気持ちを持ち続けられれば、困難な壁にぶつかっても乗り越えられるはずです。

最新技術の取得に熱心な人

ネイルの世界では常に新しい技術が生み出され、トレンドが生まれています。お客様のニーズに応えるためにも、最新技術を学ぼうとする熱意のある人がネイリストに向いています。現在はジェルネイルが人気なので、ジェルネイルに関する最新の知識と技術を身に付けておくと良いでしょう。

手先が器用な人

細かい道具や小さなストーンなどを使うのがネイリストの仕事です。手先が器用で細かい作業を集中力をもってできる人のほうが、多彩なネイルアートを施せます。

コミュニケーションが得意な人

ネイリストは接客業なので、お客様がどんなネイルにしたいのか、スムーズにヒアリングできるコミュニケーション力が大切です。何気ない会話の中にお客様の本音や不満が隠れていることがあります。それらをすくい上げて常連客に育てることもネイリストの大事な役目です。
 

憧れのネイリストへ、バイトから始める手もあり

ネイリストとして仕事ができるようになれば、ネイルサロンで働いたり、独立して開業したりと選択肢が広がります。また、専業主婦になってからバイトやパートとして働くことも可能なので、手に職をつけたい人にも向いているでしょう。大学生で「ネイルは好きだけど、自分がネイリストとして働けるかどうかわからない」という人は、まずネイルサロンでバイトしてみてはどうでしょうか。働く立場になると、お客様とは違う内側の視点からネイリストという仕事を見られ、自分の適性を判断できたり、プロの道を歩む決意を固めたりできるでしょう。

※更新履歴
2019/02/04、2021年8月20日、2023年12月12日

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