ヘヴィ・メタル・シーンのスーパースター、ドラゴンフォース新作完成

英国はロンドンを拠点とするドラゴンフォースが、最新アルバムの詳細を明らかにした。「ザ・パワー・ウィズイン」と名づけられた10曲収録（日本盤はボーナス・トラック1曲を追加した計11曲）の怪物は、バンドの通算5枚目のスタジオ・アルバムであり、新ヴォーカリストのマーク・ハドソンを迎えての1作目となる。

2008年に発表した前作「ウルトラ・ビートダウン」が、オリコンのウィークリー総合チャートで堂々9位に入り、米国ビルボードTOP200でも見事18位にランクインしたこのドラゴンフォース。その「ウルトラ・ビートダウン」収録の「ヒーローズ・オブ・アワ・タイム」という曲は、グラミー賞の「ベスト・メタル・パフォーマンス」にノミネートされるなど、その圧倒的なスピードと雄々しいメロディを誇る楽曲を武器に、世界中で大きな人気を博しているメタル・バンドである。

ギタリストでリーダーのハーマン・リはこう語る。「ここ2年間は、最高に楽しいアルバム作りの時間だった。メンバー一丸となっての作曲、ジャム・セッション、ツアーによって、俺たちは信じられないようなエネルギーを蓄えた。そして、そのエネルギーはニュー・アルバムにしっかりと詰まっている。今回、自分たちのメタル・サイドをより打ち出し、自らのキャリアにおける最高の音楽を作り上げた。バンド史上最速の曲からミッド・テンポの曲、そして皆の期待を良い意味で裏切るいくつかの要素。かつてないほど多様性のあるアルバムなんだよ」

この作品は、日本では4月11日に他国に先駆けて発売され、英国では4月15日にバンド自身が興した「エレクトリック・ジェネレーション・レコーディングス」よりリリースされる。

そして、ハーマン・リはこう続ける。「今は、バンドに加入したマーク・ハドソンとドラゴンフォースの、実に刺激的な新時代だ。だから俺たちは、これが自らの運命をコントロールし、ヨーロッパでのリリースへ向けて自身のレコード・レーベルを設立するのに理想的なタイミングだと思ったんだ。とても大変だけれども、いい刺激だよ！」