懐かしい、そして難しい。
アケアカ「グラディウスII」
最近はカプコンのファイティングコレクションをやりつつ、アケアカのディグダグや先日配信されたメトロクロスをやってみたり、ちょっと久しぶりにドラゴンスピリットなんかもやっていた。ヴァンパイアのゲーム感想も書いているんだけど、なんか上手いことまとまらないので、今回は別のゲームの感想を書いてみる。
数日前から何だか無性にグラディウスIIがやりたくなって、だいぶ前に買ったアケアカ版(コナミアニバーサリー版も持っているけど今回はアケアカで)をプレイした。
グラディウスIIといえば、学生時代にゲーセンでは人気のあるシューティングだったんだけど、私はシューティング下手だったのとグラIIのBGMが好きだったこともあり専ら友達がプレイしているのを見るだけだった。
ナムコのドラゴンスリピットの分厚い音とは違って、コナミの作る音楽は薄くキレイ系の音色でそこにPCMのドラムやコーラスが入りとにかくカッコよかった。(PCMのドラムがメチャクチャカッコいいんだ)
前作のグラディウスからグラフィックも音楽も大幅にパワーアップしていて、今やっても十分楽しめる出来なんじゃないかと 思っている。
コナミシューティングの代表作であるグラディウスシリーズはその後の様々な横スクロールシューティングに影響を与えることになったと思うんだけど、1度死ぬと上手い人でなければ復活ができない(復活のやり方を知っていても復活できるとは限らない)仕組みになっているため、それが初心者や下手な人から嫌厭されてしまう原因になっていると思われる。
久しぶりにやったということもあるし慣れの問題もあるけど、敵が無茶苦茶弾を撃ってくるので装備があってもミスるとすぐにやられてしまって凄いストレスが溜まった。
有名なゲームだからゲームシステムを改めて書く必要はないと思うので、各ステージごとの感想を書いてみたい。
■ステージ1 人工太陽
太陽からファイアードラゴンが出て来るというインパクトのあるステージで、ドラゴンが吐き出す岩?(火球?)を撃つとカプセルが出ることがあるので、ドラゴンと岩を倒しつつ装備を整えていく。上下がループしているので行き止まりになることはないけど、出会い頭に敵にぶつかってしまうことがあるのでそこを気をつけておけばそれほど難しくない。
装備を整えるステージと考えて、スピード1、ミサイル、オプションを2~3、レーザーを装備できればオッケーなんだけどドラゴンが吐いた岩がパワーカプセルにならず装備が貧弱なままというケースが出てくるので、ステージ1なんだからもう少しカプセル多めにして欲しかったかな。
あと、ボス手前ではザコ敵が縦に連なって出てくるので、装備が貧弱な時にパワーカプセルを求めて動きすぎると出会い頭の事故になるので注意が必要。
ちなみに、この人工太陽のステージでかかるBGM「Burning Heat」は、当時ビデオゲームミュージックとしてはかなり人気のあった曲だ。
ステージ1のボスはフェニックス。上、中、上・・とこちらに近づいて放射状に弾を撃ってくるのでそれにあわせて自機を動かしつつ少し下にズラして避けるのがいい。このあたりのボスなら下手な私でも簡単に倒すことができる。
■ステージ2 エイリアン
ステージ2では空中のザコ敵だけでなく壁に砲台や触手、エイリアンなんかが出てくる。砲台はバンバン弾を撃ってくるし、触手は自機のギリギリまで近寄ってくるし、エイリアンの編隊がうろうろしたりするため、ステージ1と比べるとグッと難易度が上がっている。
おまけに撃って破壊しないと先に進めない網目状のバリアが張られてるのでステージ1でやられて装備が弱い状態だと先へ進むのもままならない。しかも敵はその網目をすり抜けてこちらへやってくるという、嫌らしい仕組みになっている。
ルートとしては上側のルートの方が触手や砲台の数が少なくて進みやすいんだけど、ボスの少し前あたりで縦軸の移動範囲が1画面分になるため上の方にいると強制的に位置が補正される。そんな時にタイミングが悪いとエイリアンの編隊とぶつかってしまったりするのでボス少し手前になったら一番下まで移動して砲台やエイリアンを倒すのがよさそう。
ステージ1ほどではないけど、個人的にはこのステージのBGM「Synthetic Life」も好きだったりする。
ステージ2のボスはビッグアイ。でっかい触手を振り回しながら小さな粒?を撒き散らすのと、目玉からはデカい玉を撃ってくる。目が開いた時にダメージが与えられるんでダメージを与えようと必死になっていると、撃ち漏らした粒が自機にぶつかったりするので余裕があればフォースフィールドやシールドを張っておきたい。
右上に安全地帯もあるけど、ちょっと位置取りがシビアなんでこのボスなら普通に倒したほうがいいかも。
■ステージ3 結晶(クリスタル)
ステージ3、ここから更に難易度がアップする。途中からクリスタルのデカい塊が出てきて、これを何発か撃つと複数の小さなクリスタルに分離する。この小さな塊でも何発か撃たないと破壊できない硬さを持ってるくせに、この小さい塊とデカい塊が画面内を所狭しとひしめき合っている。
このクリスタルの塊同士がぶつかり合ってあちこち動くから予測が難しく、気を抜くとクリスタルがこちらに向かってきてぶつかってしまうという、なかなかというかかなりシビアなステージになっている。
加えて、道中では動く地形として破壊できないクリスタルがぶつかり合ってる場所もあって、タイミングを見誤ると押しつぶされてしまう。初見殺しなステージだ。
おそらく初心者はこのステージでやられることが多いんじゃないかと思う。攻撃力がモノを言うステージなのでスプレッドボムが強いタイプ2なら比較的楽に進めるけど、レーザーが弱体化したタイプ1やリップルレーザーのタイプ3、4は結構キツイ。
ここでオプションを4つにしてしまうと、次のステージ4に出てくるオプションハンターにオプションを持ってかれてしまうという悲惨な状態になる可能性があるため、オプション3個で進むのが余計な心配をせずにいいと思う。
ステージ後半でやられると立て直しはかなり難しい、というか上級者じゃないとほぼ無理。
BGMは「Crystal World」、この曲もカッコいい。(プレイ中は聴いている余裕はないんだけどね)
このステージ3が初見殺しなステージになっているけど、陰険なのはこのボスだ。ボスは右にいることが多いので自機を左端において待つことが多いと思うんだけど、このボスは左端から右に移動してくる。待っていたらボスに激突されるという、嫌らしい作りになっている。
ボスは触手を振り回して弾を撃ってくるのと、一定時間でコアの部分から連続してレーザーを撃ってくる。
ここは有名な安全地帯があるので、無理して戦わずに安全地帯で対応。ボスが攻撃を始める前にコアの手前まで寄っておくと上下移動しなくなるので、そのまま撃っていれば楽に倒せる。(2周めは使えないらしい・・)
■ステージ4 火山
なんとか切り抜けたクリスタルステージの後は火山ステージになる。上下の固定砲台だけでなく、ダッカーという移動砲台やステージ2でも出たハッチ(雑魚の編隊が出てくる)、16方向に弾を撃つジャンパー、頭をパカッと開いて弾を撃つウロスなどが出てくるので、とにかく画面内に敵が見えてきたら即倒すということをやらないと画面中敵の弾だらけになるのでかなり忙しい。
あと、火山噴火などもあるので装備が貧弱だと火山を越すのが難しい、ステージ3でやられて装備を剥がされてしまうとこのステージはかなりキツくなる。
それと、このステージでオプションを4つつけているとオプションハンターが出てくる(正確にはプレイ時間で出現)、敵を倒すのに忙しい状態なのにオプションを1つだけとらせるように自機を制御するのは初心者では難しいと思うので、最初から3つ装備で進んでいくのがいいと思う。
ここもステージ内でやられると立て直しはかなり難しい。
装備のタイプは、上下の敵に対応するのに便利なダブルがあるタイプ1と3と、2-wayミサイルを持つタイプ4が使いやすい。逆にタイプ2は上の敵を倒すために自機を上に持っていく必要があるので、壁にぶつかったりするリスクがあって使いづらい。
ちなみにBGMは「A Way Out of The Difficulty」。おそらくゲーム中一番人気のある曲で短いけどハイトーンのシンセとコーラスにストーンと落ちるスネアドラムがカッコいい。
ステージ最後の山を越えるとボス戦になる。デスMk-IIは沙羅曼蛇のステージ5のボスであるデスの改良型で攻撃は最初はミサイル、破壊するとレーザーを撃ってくる。
で、このデスの動きがちょっと嫌らしくて自機とX軸が合うように上下移動して攻撃をしてくる。ミサイルは5発、直線軌道だけどミサイル自体がヘナヘナしながらこちらにやってくるので、間で避けたつもりでもフォースフィールドがある場合は削られてしまう。
ミサイルを撃つハッチを破壊するとレーザーを撃ってくる。ある程度の間隔で撃ってくるんだけどフェイントで短い間隔で撃ってくることもあるので厄介だ。コアに撃ち込むために動きに合わせてるとやられることがあるので、安全をとるならヒットアンドアウェイがベストだ。
■ステージ5 モアイ
グラディウスシリーズではこのII以降でもモアイステージが出てくるんだけど、伝統みたくなってるのかなw
モアイはイオンリングという輪っかを口から大量に吐いてくるのでステージ3のクリスタル同様に火力が必要になるところだけど、まともに対応していると大変なので縦にスクロールすることを利用してイオンリングをやりすごしていくのがいい。
ただ、スクロールした出会い頭に雑魚とぶつかるなんてこともあるので、余裕があればフォースフィールドかシールドを張っておくとベストだ。(こちらが縦スクロールを利用することを見越して雑魚を配置してるかのような嫌らしい敵配置になっている)
後半では怒りのモアイということで赤くなって前にも増してイオンリングを吐いてくる。もう尋常じゃない量で正直ここまでにしなくてもいいんじゃないのか?って思うほどで、縦スクロールを利用しないと対処ができない。
BGMは「The Old Stone Age」、グラディウスIIの曲の中では個人的にはあまり好きではないかな。
4体の少し大きめのモアイがゆっくりと移動しながらイオンリングを吐いてくる。装備が弱いと倒すのにかなり苦労する。
ジャンピングモアイを倒すとボスのビッグモアイが出てくる。このボスも安全地帯があるので装備が弱ければ下モアイの鼻の下あたりに自機をもっていくと攻撃を受けずにやり過ごすことができる。ただ、倒すとすぐにスクロールするためすぐ後ろに動かないとモアイの鼻にぶつかってしまうので要注意だ。
それでも移動するタイプのボスと比べると楽な部類だろうか。
■ステージ6 高速迷路
ステージ6は高速スクロールのステージだ。スピードが1段階ではスクロールについていくことができないため、ここも初見殺しになる。慣れてくればステージ1からスピード2段階にして進めるといいかもしれない。
迷路状になってるんだけど、行き止まりとかが多いし砲台が嫌がらせのように撃ってきたりとデザイナーの嫌らしさを感じる。スピード2段階でも道を間違えるとリカバリーができないので覚えるしかない。
大雑把に説明すると・・
(前半)
下→そのまま→上→上→下→そのまま→下→少し上→そのまま(シャッター2つ通過)→V字を上→シャッター先を下
(後半)
下(1段目)→上→下→そのまま(シャッター2つ通過)→下→少し下(シャッター通過)→下(3連シャッター)
長めの3連シャッターを越えると高速スクロールは終了、ボス戦になる。
BGMは「Maximum Speed」、スピード感のある曲がこの高速スクロールのステージにピッタリでカッコイイ。
ボスは初代グラディウスのボスの改良版ビッグコアMk-IIだ。コアを覆う装甲を上下に開いて大量のレーザーを撃ってくる。ヒットアンドアウェイでも倒せるけど時間が掛るので、安全地帯となる装甲の赤いラインの先端あたりと自機のX軸をあわせて動かなければレーザには当たらないのでそれで倒すことができる。
ただ、スピードが2段階になっているので微調整がやりづらく合わせたつもりで1発目のレーザが当たらなくても2発目のレーザで直撃してしまうことがあるので慣れるしかない。安全地帯を使わないなら動きは緩慢なので自爆するまで上下に逃げるというのも手だ。
■ステージ7 ボスラッシュ
ボスラッシュでは、開始時にザブという倒すとカプセルを出す雑魚が出てくるので倒してパワーアップができるんだけど、大量に出てくるので強化したい装備に合わせるのが難しいし、自機に対して斜め方向の攻撃が弱いためザブが突っ込んできてやられてしまうということも起きる。
しかも途中からカプセルを出さないザブになってしまうのでパワーアップが中途半端な状態になってしまうこともよくあるので、せっかくのボスラッシュなのに残念な気分になってしまう。
前作グラディウスのボスとなるビックコアが出てくる。コアの前のシールドを破壊すると撃ち返しがあるので、レーザーと撃ち返しの間を抜けながら攻撃していれば程なく倒せるんだけど、装備が弱い時は自機とビックコアのシールド部分のX軸を出現時に合わせて撃たずに待ってれば上下に移動しなくなるので、時間が経つと自爆してくれる。
次は関連ゲームの沙羅曼蛇のボス ゴーレムが登場する。曲も沙羅曼蛇のボス曲になって気分も盛り上がってくる。自機を時計回りにまわして目玉が出たところを攻撃するんだけど、自機の速度が2以上無いと回り込むのが難しくなる。
装備が弱い時は触手に追いつかれないようにとりあえず逃げ回るしかないかな。
次も沙羅曼蛇のボス テトランが登場する。触手が本体の中に折りたたまれてグルグル回っているのがわかって、メカメカしい感じちょっとカッコイイ。テトランもコア前のシールドを破壊すると撃ち返しをしてくる。こいつ自体は楽に避けられるんだけど、時折触手の先端から弾を撃ってくるので、触手の近くに自機をもっていくと不意打ちを喰らうことがあるので要注意だ。
装備があればそれほど苦労せずに倒せるけど、弱い時はゴーレム同様に逃げ回るしかない。
次はライフフォースのボス ガウが出てくる。破壊できる目玉?みたいなのとレーザーを撃ってくる。口を破壊すると複数のレーザーを撃つようになるので避けながらダメージを与えていく。レーザーとレーザーの間隔があるので速度さえあれば逃げるのは簡単だと思うけど、操作ミスでレーザーに自分から突っ込んでしまうことがあるのでそこを気をつけていれば楽に倒せると思う。
次も沙羅曼蛇から、イントルーダが出てくる。BGMも沙羅曼蛇ボス曲からFireDragonに切り替わる。こいつは自機のまわりを丸く囲んでくるので目が緑色になったら頭を撃つと3匹に分かれるので全て倒せばオッケー。
やられるときに「アァーーーーーーーオゥ」と絶叫してやられていく。
イントルーダを倒すとステージ7のボス、カバードコアが出てくる。こいつは、上と下から破壊不可能なミサイルを撃ってくるんだけど、ミサイルを避けながらコア前のシールドとコアを破壊するのは結構面倒、ミサイルの速度がゆっくり動いているものと速いものがあってタイミングをとりづらいからだ。
タイミングが難しいけど、最初の上のミサイルを撃った後に素早くカバードコアの右上に行き本体に少し触れるぐらいの位置で待っているとミサイルに当たらないため自爆まで放置することができる。少し上に行ったり下に行ったりすると、やられてしまうので位置取りは何度もプレイして覚える必要がある。
■ステージ8 GOFER艦内
最後はGOFER艦内、ボスラッシュで出てきた艦の先端を破壊して内部に入っていく。狭い通路に砲台やハッチが置いてあってしかも後ろからはダッカー(移動砲台)がやってくるという、嫌がらせのような攻撃が続き、中間に来ると今度は上下の壁が剥がれて自機めがけて飛んできたり、ザブが自機を取り囲むように出現したりと、これでもかというほど嫌な攻撃をしてくる。
中間部をすぎると上下の壁が降りたり上がったりして通路を狭めてくるし、例のごとくダッカーがやってくるし、倒しづらいところにハッチがあるし・・で、もうプレイしていてデザイナーの意地の悪さしか感じない。
陰険な敵配置をすぎるとコアが後ろからやってきて上下の壁にハマる形で要塞が出来上がる。装備があればキャプチャの位置で攻撃していれば倒すことができるけど、途中でやられて装備が弱い状態の場合はまともに戦うなんて無謀なので安全地帯で対応することになる。
この中間要塞、youtubeで安全地帯を調べればあちこちあることがわかると思うのでやりやすいのを選んで対処するといい(練習は必要だけど・・)。中でも位置取りが難しいけど要塞が出来上がる前にコアのわずか上に自機をもっていくやり方は、敵の弾にさらされることがないので決まれば安心感が高い。
グラディウスIIの最大の難関と言えるのがこのクラブだ。破壊することができないので、足の間をすり抜けていかなきゃならないんだけど、上下にこれまたイヤと言うほどにダッカーが出てきて弾を撃ってくる。もうステージ8は嫌がらせの極みのようなステージなのに最後の最後でこれが出てくるのは本当に陰険だと思う。
いちおうチャンチャンパターンなんてのもあって、自機を右端中央(背景の黒帯)に持っていってクラブの足上げに合わせて避けるというものだけど、タイミングが取りづらくてなかなか成功しない。通常の足の間をすり抜けていくほうがナンボかマシだ。(2周め以降を考えるとチャンチャンパターンが一番いいんだろうけどね)
クラブが足を上げるパターンなんて初見ではもちろんわからないので完全な初見殺しなのと、タイプ2の装備の場合上への攻撃が無いのでステージ8全体がそうなんだけど、このクラブの対応は一際他の装備より困難で苦労する(一応、テイルガンで対応することでレーザーよりマシになるけど)。中断セーブして何度やりなおしてもクリアできないなんてことが発生するのですごくストレスが溜まるし不快感も強い。
クラブをやり過ごすとラスボスのGOFERの部屋に行き着くことができるんだけど、画面右端に自機をもっておかないと入り口が閉まって締め出されてしまうので注意。
GOFERさん、「I am strongest」とか言い出すけど特に攻撃してくるわけでもなく、脳から出ている管を破壊するとあっさりとやられてしまう。
■エンディング
エンディングではスタッフロールとともにBGM「Farewell」が流れる。この曲も短いけど人気の曲だ。エンディングが終わると2周めが開始されるんだけど、装備が剥がされて初期状態になり空中戦のザコ敵は弾を撃ってくるので、撃ち漏らすと詰んでしまうことが多く一気に難易度が上がる印象を受ける。
■ネームエントリー
ゲームオーバーになると、ランク内の点数を超えていればネームエントリーになる。このネームエントリーの曲もカッコよくて、グラディウスIIのBGMはハズレがないなーと実感してしまう。
■問題点
ということで、各ステージをみてきたけど、プレイしてみて感じたグラディウスIIの問題点も挙げてみる。
スピード調整が速度アップのみ
これは、グラディウスIIに限ったことではなくてグラディウスシリーズの問題ではあるんだけど、速度調節がパワーアップのみで行われるという点だ。しかも速度アップのみの一方通行でスピードダウンがない。(グラディウスIIIではスピードダウンも用意されたけど・・使い勝手が悪い)
これ、グラディウスシリーズの伝統なのかもしれないけど、個人的な感想としては悪しき伝統だと思う。JAMMAの規格上3ボタンしか用意されてないけど、ショットとミサイルを別ボタンにする必要はないので、ボタンを1つあてがって任意にスピード調節できるようにした方がゲームとしては面白くなると思う。(以前感想を書いたレイジングブラスターズでは、スピードを3段階で調節できるようになっていたけど、プレイしてみて必要に応じて自機のスピード調整ができるのってシューティングを遊びやすくする要素の1つだと感じたことがある)
タイプ2の上に対する攻撃力が弱い
装備が4タイプある中、タイプ2だけが上に対する攻撃が無い。そのため、ステージ4の火山やステージ8のGOFER艦内などは自機を上にもっていく必要があって、操作ミスで壁に激突するリスクが多くなってしまう。バランスを考えるならタイプ2にも上に対する攻撃を用意しておくべきだったと思う。
斜めが弱い
連射を使っても弾と弾の間隔で敵弾やイオンリングなどが入ってくることがあり、特に斜めからの攻撃はその間隔に入りやすく斜めからの攻撃でやられてしまうということが多い印象がある。(私だけが感じているのかもしれないけど・・)
ステージ4、8の敵弾攻撃は仕方ないにしても、連射を効くようにしてステージ5、7(ザブのところ)は抜けやすいようにバランス調整して欲しかったかな。ま、30年前のゲームに言っても仕方ないことだけど・・。
当たり判定が大きい
これも30年前のゲームだからというのがあるんだけど、自機にちょっと触れてもやられてしまうことが多く、そのくせこちらの攻撃はしっかり当てないと破壊できないといった理不尽さがある。もう少し、こう、手心というか・・そういうのが欲しかったかな。
他にも細かくみれば問題はあると思うけど、ぱっと思いつくのはこんなところだろうか。人気のあったグラディウスシリーズは、関連ゲームを含めるとかなりの数が出ているけど、結局シリーズは続かずに終わってしまっている。スピード調整の伝統や安全地帯などを用意しておくなんてことより、素直に遊びやすい作りにしておけばもっと人気が出て継続できたんじゃないだろうか?と思うのは素人考えだろうか・・。
インカムを考えれば、ループせずにエンディングで終了にして難易度を自分で選べるようにすれば初心者でも上級者でも楽しめるようなゲームにできる素養があったんじゃないかと思っている。
以上、久しぶりにプレイしたグラディウスIIの感想でした。