弁護士の紀藤正樹氏(63)が「X」(旧ツイッター)を更新。中国籍の大学教授が失踪した事件に言及した。

 失踪したのは亜細亜大学の范雲濤教授。昨年2月に中国に一時帰国し、失踪したことが21日に判明した。4月までに戻る予定だったという。消息を絶つ前に中国当局から接触を受けており、拘束されたとのではないか、との見方も強い。神戸学院大学の胡士雲教授も昨年夏に一時帰国後に消息不明となっていることが3月に判明。スパイ摘発を強化する日本在住の中国人研究者を標的にしていた可能性がある。

 この事態に紀藤氏は「2人目。日本国籍がないとしてもれっきとした日本の大学の学者。連絡が取れなくなること自体が異常」と懸念を示した。

 その上で「日本の国益にも反する中国の横暴ではないか。外務省は動くべき」と訴えている。