まさに満身創痍で掴み取った勝利だった。

　現地１月30日、韓国代表はアジアカップ2023でサウジアラビアと対戦。０−１で迎えた後半アディショナルタイム９分にチョ・ギュソンが起死回生のゴールを決めて同点に持ち込むと、PK戦では４人のキッカー全員が成功させて強敵を振り切った。
【動画】90＋９分の起死回生弾！ 韓国のチョ・ギュソンが同点ヘッドを決める！

　次なる準々決勝（現地２月２日）では、同じく優勝候補のオーストラリアと対峙する。韓国のサッカー専門メディア『Interfootball』は「サウジに勝利して笑っている暇などない。すぐさま次戦への対策に乗り出さなければならないからだ。韓国とオーストラリアはコンディション面で決定的な差が出るだろう」と指摘した。

　オーストラリアが28日にインドネシアに４−０で勝利したのに対して、韓国は30日にサウジと延長戦までもつれ込む激闘を戦い抜いた。
 
　同メディアは「韓国は準々決勝まで３日しかないが、オーストラリアは５日も準備に費やせる。韓国がソン・フンミンやイ・ガンイン、キム・ヨングォンらが120分間をフルで出場したのに対して、オーストラリアは（インドネシア戦で）楽に試合を進めて主力を休ませる采配もあった。韓国はここまでレギュラーを固定し続けてきたツケを払わされそうで、蓄積した疲労と精神的な負荷をどれだけ回復させられるか。現時点でどちらが有利かは明らかだ」と論じる。

　はたして韓国のユルゲン・クリンスマン監督は主力の疲労を考慮し、スタメンをいじってくるのか。韓国vsオーストラリアの準々決勝は日本時間２月３日の０時30分キックオフだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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