兵庫県から修学旅行で訪れている高校生が「ひめゆり学徒」を題材にした演劇を通して沖縄戦について学びました。

兵庫県の姫路市立琴丘高校の生徒たちは、修学旅行の一環で浦添市の商業施設で今月20日から沖縄の特産品を紹介する物産展を運営しています。

このイベントのステージで、生徒たちは那覇市の安岡中学校の演劇団とともに「ひめゆり学徒」をテーマした演劇を披露しました。

ひめゆり学徒を演じる安岡中学校の澤岻優心さん
「お国の為に生きて恥を晒さないの!皆も清くお国の為に命を捧げた」

兵庫県の生徒たちはこの劇に参加するためおよそ2か月前から学徒や沖縄戦について学んできました。

劇に参加した嵯峨山莉音さん
「なかなか詳しく平和について考えることがないので(沖縄戦で)こういう事があったんだなと考えるきっかけになりました。姫路に帰った後でも大人だけでなく学生も戦争に参加することがあったんだよと伝えていきたいと思っています」

安岡中学校・川満くららさん
「(県外の人は)沖縄戦で起きたことを詳しく知らない人だったり沢山いると思うので、沖縄戦は4人に1人が亡くなった大きな戦争でもあるので、戦争の事を知って頂いて、今、世界で起こっている戦争などにも目を向けて『戦争はしてはいけない』という気持ちを全国各地の人に伝えたいなと思います」

生徒たちの熱演に買い物客も足を止め平和について考えているようでした。