振り返りのポーズを見てほしい

 コスプレイヤー・中野べこさんが、Xに投稿した『葬送のフリーレン』フリーレンのコスプレ写真が反響を集めており、「本物…美しい…」、「解釈の一致」、「キャラクターになりきるの魔法(物理)」など絶賛の声が寄せられています。衣装制作にもこだわるご本人に撮影秘話を聞きました。

――フリーレンのコスプレをした理由を教えてください。

 アニメの完成度の高さとストーリーに感動し、フリーレンの軌跡をたどりたい、あわよくばフリーレンを3次元で見てみたい、と思い、準備しました。

――衣装やウィッグでこだわった点を教えてください。

 衣装は既製品をより身体に沿うように細部を詰めて改造しています。杖も、金色をより明るい色にし、服と揃えるように塗り直しました。

 ウィッグは毛の長さとポニーテールの位置に気をつかい、前髪のセンター分けが崩れないように毛量を減らして、ロケの強風に耐えられるようスプレーで固めています。

――『葬送のフリーレン』を知ったきっかけは?

 Xのマンガの広告で知りました。魔族を相手に魔力で欺(あざむ)くやり方に興味を持ち、気づいたらマンガを全巻買っていました。

――撮影のロケ地など、どういったイメージを意識したのでしょうか?

 天国を目指して旅をするお話なので、自然豊かで景色の良い場所を選んでいます。また、太陽光が綺麗にまわるよう顔の向きも気をつかいました。

――撮影で大変だったことを教えてください。

 ツインテールの位置が耳より後ろで高い位置にあるためズレやすく、はしゃいで大きな動きをした瞬間にウィッグのベースごと後ろにズレそうになりました。

 また、眉毛を白で描いたため逆光だと見えづらく、簡単に人相の悪い顔が出来上がってしまって大変でした。

――お気に入りのポージングを教えてください。

 振り返りのポーズです。全身が映るため、大きい杖との対比でより小柄に見え、服の広がりも強調されてよりフリーレンらしく見えると感じています。