NISMOブランドから日産新型「フェアレディZ」用のECM「NISMOスポーツリセッティング」が発売されます。そのほか、スポーツマフラーやホイールなども設定されました。

サーキット走行を楽しむための専用ECM発売

 日産モータースポーツ&カスタマイズは2023年11月6日、「フェアレディZ」向けのNISMOパーツを発売しました(出荷開始は2024年1月)。
 
 8月に発表された新型「フェアレディZ NISMO」は、通常仕様と同じ3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載しますが、最高出力420馬力・最大トルク520Nmへとパワーアップしています。

 この高いエンジンパフォーマンスを発揮する新型フェアレディZ NISMOを、サーキットをはじめとしたクローズドコースで気持ち良く安全にスポーツ走行を楽しめるよう、NISMOはスピードリミッターの作動速度を変更した専用ECM「NISMOスポーツリセッティング TYPE-1」を用意しました。

 また、通常仕様のフェアレディZには、各種制御のチューニングをおこなうことでエンジン出力特性が向上し、全回転域での伸びの良いリニアな加速感を実現した「TYPE-2」を設定。

 スピードリミッターの作動速度の変更に加え、低中速域でのアクセルレスポンス向上により、発進時や加速時にスポーティな加速感を味わえるといいます(AT車はSPORTSモードの場合)。

 加えて、通常仕様のフェアレディZ専用の「スポーツチタンマフラー」も設定。高純度チタン合金を使用したスポーツチタンマフラーは、純正マフラー比約33%という大幅な軽量化を実現しています。

 チタン素材を活かした排気音質にこだわり、全回転域において軽快で心地良いサウンドを奏でるほか、高純度チタン合金による耐久性と、チタン合金ならではの高品質な外観を演出します。

 また、エキゾーストフィニッシャーには「NISMO」ロゴが配されるとともに、高級感のあるブラックのDLCコーティングを採用。排気熱による色変化を大幅に抑制します。

 さらに、「チタンタワーバー」は、チタンを用いることで純正タワーバー比約75%の軽量化を実現。チタン特有の高い剛性としなやかさがを活かし、優れたコントロール性を可能にします(フェアレディZ全車に適合)。

 これらのほか、リム部にマシニング加工のNISMOロゴを配した、アルミホイール「LM GT4 マシニングロゴバージョン」に、新チューナーサイズおよび新色を採用しました。タイヤビード部が接触する箇所へローレット加工をおこなって、高G走行時に発生しやすいタイヤとホイールのズレを防止します。

 フェアレディZ NISMOと「スカイラインNISMO」向けには新チューナーサイズ(ブラック、マットガンブラックの2色)を設定しました。また、「スカイライン400R」向けチューナーサイズにブラックを加え、「スカイラインGT-R(BCNR33、BNR34)」向けチューナーサイズ10.5Jにマットガンブラックを追加しました。

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 NISMOパーツの価格(消費税込)は、NISMOスポーツリセッティング TYPE-1が12万1000円、TYPE-2が14万3000円、スポーツチタンマフラーが69万800円、チタンタワーバーが19万8000円です。

 LM GT4 マシニングロゴバージョンは10万2300円から10万7800円(車種によってサイズが異なります)。2024年夏に出荷開始予定です。