海沿いで目を引く2つの施設で、青森を楽しく知る

陸奥湾の最奥部に位置する青森港に面し、自然にあふれた風光明媚な街、青森市。市内のうち、青森港やJR青森駅を中心とした一帯は「青森ベイエリア」と呼ばれ、観光拠点になっています。青森の文化や伝統を、見て、触れて、体験して楽しめる施設が徒歩圏内に充実しているのも特徴です。

青森駅から徒歩5分。海に浮かぶ全長132mの黄色い船体は「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」です。1908年から1988年まで、80年間に渡って青森港と函館港を結び、多くの人や貨物を運んできたこの船は、青函連絡船廃止後にほぼ就航当時の状態で係留保存され、博物館として一般公開されています。船内では、操舵室で舵や制御装置に触れたり、青函連絡船の歴史をパネルやミニシアターで学んだりとワクワクの体験が目白押し。4階航海甲板からの眺望や、貨物車両を搭載した世界的に珍しい車両甲板も必見です。

海沿いでひときわ目立つ三角の形をした建物は、「青森観光物産館アスパム」。青森の名産品を販売するショップや飲食店に加え、こぎん刺しなどの手作り体験や、四季折々の景観やねぶた祭りを大迫力の3Dデジタル映像で見られるシアターも。さらに、建物の13階に位置の展望台からは、街並みや陸奥湾、下北半島などが360度見渡せます。青森ベイブリッジを望む夜景も人気です。