大船渡高定時制が県3連覇で全国へ、高総体2部男子卓球
平成27年7月9日付 6面
県高総体の2部(定時制・通信制)卓球競技はこのほど、盛岡市の杜陵高校で開かれた。大船渡高定時制の阿部友砂(ゆうさ)選手(4年)が男子シングルスで、同校卓球部が男子学校対抗でともに3連覇の快挙を達成し、全国高校定時制通信制体育大会への出場を決めた。
約50人によるトーナメントで争われた男子シングルス。2回戦から臨んだ阿部選手は、全試合で相手に1セットも奪われることなく勝ち進み、大記録のプレッシャーをはねのけ、一番高い表彰台に立った。
週5日の練習を通じ、チームメートとともに力を付けてきた。3度目の挑戦となる全国大会では「今年は最後の年。悔いの残らないよう集大成をぶつけたい」と自身初のベスト16入りを目指す。
このほか、男子シングルスでは同校の村上廉選手(2年)が8強入りした。
一方、男子学校対抗は6校のトーナメントで競い合った。
大船渡は準決勝で盛岡工に3─0のストレート勝ち。決勝では久慈長内を3─1で破り、3連覇を遂げた。
全国大会は8月、東京都・駒沢体育館で開かれる。
大船渡高のメンバー次の通り。
※大船渡高校定時制卓球部▽選手=阿部友砂(主将)、川畑椋、鈴木康平、村上廉、伊藤将太
女子バドミントンも活躍/大船渡高定時制
県高総体2部バドミントン競技はこのほど、花巻市総合体育館で開かれ、女子学校対抗で大船渡高定時制の佐々木舞(3年)・森幸菜(同)ペアが同校としては10年ぶりとなる優勝を飾った。
女子学校対抗は、ダブルス1ゲーム、シングルス2ゲームの2ゲーム先取制。県内5校のトーナメントで争われた。
大船渡高の佐々木選手、森選手はともにバドミントン未経験ながら息のあったプレーをみせた。準決勝では久慈長内と対戦し、2─1で接戦を制した。
杜陵宮古との決勝では、互いに1ゲームずつ取って迎えた大一番のシングルス戦で佐々木選手が勝利。見事、頂点の座に輝いた。
佐々木選手は「レベルが高かったので優勝できるとは思いもしなかった。練習の成果を出せたと思う」、森選手は「ミスが多く、足を引っ張ってしまったが優勝できて良かった」と喜び、「お世話になっている学校の先生を全国大会に連れて行けるのが一番うれしい」と口をそろえる。
このほか、同校定時制は男子学校対抗で3位。シングルスも活躍し、男子で佐々木健太選手が、女子で佐々木舞選手がともに3位となった。
全国大会は8月、神奈川県小田原市で行われる。