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カケスの集会

2024/3/24

先日も引き続きNレコのフィールドテストで県南へ。県北では圏外エリアを選んでテストしていたが、県南では微弱ながら通信可のエリアへ。

タカ渡りの季節なので高空も時々眺めていたが、サシバは5つが午前中に西へ向かったのと、1つが目の前の谷の中からそのう膨らませて上がってきて同様に西へ向かった。ハチクマはゼロ。タカ渡りに関しては先日の白樺峠の情報から東日本はすでにピークを終えているのは分かっていたけどね。

それとこの日は稜線上は結構風が強く、朝から西へ向かうかなりの数のハリオアマツバメとアマツバメ、イワツバメを見送った。あとアサギマダラが忘れた頃に中高度をヒラヒラしていたので、やはり空の上も風が強く追い風だったようだ。

折しも下界は猛暑だったようだが、観察地点の標高は1200m程度なれど前述の通り朝から風が強かったので、晴れていても寒くて上着が用だった。

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尚、肝心のワシはポーズ。午後一に、天狗谷でクマタカの雌が侵入若雄を波状しながら執拗に排斥していたので、近くにワシはどちらも居ないのが判明。

良い風吹いてたんだけどねぇ…

24日の白樺峠はサシバ4000羽超えだったとか。過去データを見る限りこの10年では最多ということになる。こういうデータの連続性は連日観測している関係者のお陰あってこそだ。

そして北海道からはツグミ到来の報告例が上がり始めた。ツグミは本州だと11月遅くに姿を見せる冬鳥の中では最終ランナーなのだが、北海道に意外に早く姿を見せる。

冬鳥も最終的な越冬地にまっすぐやって来る種もいるが、多くは餌となる植物の実が確保できる場所に留まり、無くなり次第本州へ降りてくることになる。年によって来たり来なかったりするように見えるのはその為だ。

LUMIX GH6 / Swarovski STX95 / 4K120P静止画切り出し

写真は雨の日のキジバト。記事とは関係なく渡り鳥ではないので念のため。

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サシバの探餌

2023/6/18

サシバは奥山にも生息していると以前書いたが、関東周辺だとその多くが集落近くの谷戸地形に集中している。

営巣はスギやヒノキの人工林で、餌場はそこに隣接する雑木林の林縁や谷戸の中の田んぼであることが多く、畦の脇に立っている電柱や家屋に止まって探餌している姿が見られる。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / 4K120P静止画切り出し

電柱の上から田んぼの周辺で餌探し。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / 4K120P静止画切り出し

谷戸内の構造物に立っているアンテナで餌探し。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

上の写真は幹線道路脇の標識に止まって探餌しているところ。恐らくは道を横切る生きものや、途中で車に轢かれた轢死体を狙っていると思われる。

そこまで交通量は多くはなかったが、自身も交通事故に巻き込まれる可能性も高いので、眺めていてヒヤヒヤものであった。

この辺りの習性はカンムリワシによく似ていて、西表島では実際にカンムリワシが交通事故に遭うケースが少なからず報告されている。

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チラッ

2023/5/25

渡ってきた直後は各々がテリトリーを主張し合うので、それこそ朝から日がな一日ピックィーと鳴いて賑やかなサシバだが、ペアリングが済んで営巣に入るとあまり鳴かなくなる。

営巣林に近付く若い個体や、近隣で同じく営巣中の他種を見掛けるとひたすら無言で追尾して追い回す排斥行動は相変わらずだけど。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

頭上を旋回するサシバに気が付いたのは、目の前の休耕地を行ったり来たりしていたハクセキレイが、不意に止まってチラッと空を見上げたから。

サシバが積極的に小鳥を襲うことは滅多にないが、ハクセキレイからしてみれば上空に天敵のタカが現れればそれは気になるところ。

でもハクセキレイもサシバは安全パイと知っている?ので、すぐに再び餌探しに戻ったけどね。これがオオタカやハイタカだとそううかうかもしていられない。

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サシバ

2023/5/9

GW明けてから南東北へ遠征してきているが、こちらでは奥山へ続く谷筋でサシバが営巣中で賑やか。

こちらが探すより先に目的の猛禽を鳴きながら追いかけ回すので、発見する手伝いとなってありがたい。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

サシバと言えば、先月関東平野で観た谷戸の個体(写真)も営巣入れたかな。

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里のサシバを護るには、まずは狩場環境の保全が優先されなればならないのはイヌワシとよく似ている。

平野部で主な狩場となる谷戸は、湿地と違って人の生産活動に直接関わっているので今のところ辛うじて保全されているが、問題は周辺の営巣林適地。

サシバはオオタカほど営巣林にこだわりはないようだが、それでも太陽光発電で周辺の林が軒並み伐られてしまうと、餌は確保できても巣を架けられずに子育てできない事態となる。

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OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

雄は相方探しの合間に侵入雄の排斥行動で大忙し。ピックィーピックィーと警笛響かせながら現れるので存在はすぐ判る。

まだ田起こしなど一部しか始まってないが、農繁期を迎えつつあるこの時期は誰かしら農作業従事者がいるので、谷戸内に人影があるのはまったく気にしない。

と言いつつ、「またアイツか」的に頭上からこちらをチラ見して行くときもある。

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谷地でサシバ

2023/4/18

今週は春の関東平野ラウンド。昨日からイイ感じの谷地を踏査中。

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早速ピックィーとサシバが出迎えてくれる。こちらは先日の山サシバに対して里サシバということになるか。

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