<大相撲夏場所>◇十日目◇21日◇東京・両国国技館
 前頭八枚目・朝乃山(高砂)が、前頭七枚目・正代(時津風)を寄り切りで下し、9勝目(1敗)を挙げた。
 過去に敢闘賞を2回獲得している期待のホープは、この日も絶好調。立ち合いでまわしが取れないと見るや突き押しに変更。粘る正代を攻め立て、最後は寄り切った。残り5日間の終盤戦を迎える前に、鶴竜、栃ノ心といった上位との優勝争いにしっかりと食らいついた。
 AbemaTVで解説を務めた元前頭・栃栄の三保ヶ関親方は「いい相撲ですね。今場所の朝乃山の調子の良さが現れました。巡業でやってきたことが出ているのでは」と絶賛していた。