「高校サッカーは原点」 内田篤人選手が高校サッカーの応援リーダーに!!
'12年12月30日(金)から1月9日(月)に開催される「第90回全国高校サッカー選手権大会」(日本テレビ系)の応援リーダーに、サッカー・日本代表で、ドイツ1部リーグのシャルケ04に所属の内田篤人選手が決まった。
内田選手は起用ポスターへ「無我夢中」と題し、「最初は何も通じなかった 厳しいプレッシャー 激しいコンタクト 自分にできたことは、一生懸命プレーすること ある日1つ通じた 次第に通じることが増えた 選手権にはでられなかったけど、世界に行けた 戦おう、無我夢中に」とメッセージを直筆で寄せた。
内田選手は高校サッカーでの思い出を「3年生最後の大会で、ベスト8で負けた試合が一番の思い出です。このメンバーでサッカーをやるのが終わりって思ったら…あんなに泣いたのは初めてかなっていうくらい泣いたのを覚えています。今でもたまに高校時代の写真を見るのですが、今のドイツの環境と同じくらい厳しかったと思えるし、今でも僕のモチベーションになっています」と振り返る。
また、サッカーを通して学んだことは「社会に出る上での基本を教わりました。サッカー部だけでなく、今でもよく会う素晴らしい仲間に出会えました。今まで生きてきた中でも高校の3年間は本当に楽しかったです。僕にとって高校サッカーはやはり原点です」と明かした。
“無我夢中”というポスターへのメッセージについては「今の高校サッカーの選手たちに贈りました。僕もそうだったんですけど、高校生の時って、親や先生や周りの人に感謝するっていうのが恥ずかしいんですよね。気持ちはあるけど言葉では伝えられない。でも、そういった感謝の気持ちも含めていろいろな思いは、卒業してから振り返った時に胸に残っていればいいのかなと思うんです。そのためにも、今は文字通り、無我夢中でサッカーをやって欲しい。そうすれば一生の宝物になると思っています」と熱い思いのたけを話した。
内田選手を起用した日本テレビスポーツ局のプロデューサー・木戸弘士氏は「内田選手のメッセージを見て『これってドイツにわたった時の話ですか』と聞いてしまいました。すると『それもかけてますけど、高校に入った時のことです。自分はほんとに並の選手でしたから』と教えてもらいました。内田選手の起用を決めた最大の理由は内田選手がかもし出す“静かな強さ”に感銘を受けたからです。ことしは東日本大震災もあり、90回という節目の大会でもあります。そして、100回大会へのスタートと位置づけています。1御年後の日本、10年後の高校サッカーにとって“今大切なこと”は何か。“無我夢中”の高校生たちの姿を忠実に伝え、言葉では表せない“静かな強さ”を視聴者の方々に感じ取っていただけたらと思っています」と思いを語った。
'12年で90回を迎える高校サッカー選手権大会。これまでも、小野伸二選手('03年、'04年)、中澤佑二選手('08年)、小笠原満男選手('09年)、長谷部誠選手('10年)、田中マルクス闘莉王選手('11年)が応援リーダーを務め、夢に向かって闘う高校生へメッセージを贈った。
'12年12月30日(金)‐1月9日(月)日本テレビ系で放送
※放送時間は未定です