本物の“執事”ってどんな仕事!?「ご主人様が転んでも執事の責任です」<ドラマのお仕事実態調査>
テレビドラマの主人公といえば、お馴染みの仕事から耳慣れない職業まで、様々な仕事に就いて働く姿が描かれるもの。この春放送のドラマでも、天才外科医に家政夫、詐欺師と、バラエティーに富んだ主人公が活躍する。「それって本当はどんな仕事!?」と思ってしまうドラマをピックアップして、その道のプロにお仕事の実態調査をかけてみた。
今回は、金曜8時のドラマ「執事 西園寺の名推理」(毎週金曜夜8時、テレビ東京系ほか)で、上川隆也演じる西園寺一(さいおんじ・はじめ)のお仕事、執事について、執事サービスを提供する企業・日本バトラー&コンシェルジュの代表取締役社長も務める新井直之氏を直撃する。
「執事 西園寺の名推理」は、資産家である伊集院家の当主・伊集院百合子(八千草薫)のため、執事・西園寺が行く先々で事件の謎を解く物語。西園寺は「主人の望みをかなえるのが執事ですから」と幅広い知識と経験、高い身体能力を持ち紳士的に仕事をこなすが、執事サービス会社の社長・新井氏も「必要なのは、お客さまの高いレベルのご要望にお応えするスキルです」と、現実の執事も心構えは同じ。そんな新井氏が直面した驚きの望みとは?
実態調査1:業務先は富裕層が大半だが、一般人も利用可能!
西園寺が仕えるのは資産家の伊集院家だが「主な業務先は、国内外の企業の創業家など、富裕層のお客さまが大半です」(新井氏)と、現実もイメージ通りな一方、「一般の方からも、結婚式などの重要な催し事の際に、数時間から依頼されることもあります」(新井氏)とのこと。
実態調査2:本当に必要なスキルは「人間関係の解決力」
あらゆることに精通している西園寺だが、実際の執事に求められるスキルは何だろう?「紅茶やワインを注いだり、料理をお出ししたりする料飲サービスのスキルも必要なのですが、本当に必要なのは日常的に起こる家族や対人関係的な問題を解決したりするスキルなどです」(新井氏)
実態調査3:富豪の資産管理も執事の仕事
執事といえば“給仕”のイメージだが、実際の仕事は何をしているのか。「お客さまの『ご自宅の運営』『資産管理』『二人三脚でお手伝いをさせていただく』。これが基本的な業務です。富豪の方は別荘や美術品など、いろいろお持ちなので、そういった物の維持管理もさせていただきます」(新井氏)
「執事 西園寺の名推理」
毎週金曜夜8:00-8:54 テレビ東京系ほか
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