波瑠主演のドラマ「愛しい嘘~優しい闇~」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)が、3月4日に最終回を迎えた。“愛しい嘘”の果ての結末に、大きな衝撃が広がった。(以下、ネタバレがあります)
すべての真実が明らかに
同ドラマは、主人公の周辺で起こる連続不審死事件を描く本格ラブサスペンス。2020年4月から講談社の漫画アプリ「Palcy(パルシィ)」で連載中の愛本みずほによる「愛しい嘘 優しい闇」を原作に、オリジナルストーリーが展開された。
中学時代の同窓会で再会した望緒(波瑠)、雨宮(林遣都)、稜(溝端淳平)、玲子(本仮屋ユイカ)、優美(黒川智花)、奈々江(新川優愛)。その直後に奈々江が転落死し、奈々江をしのぶ会では優美も亡くなった。
その連続不審死の原因を作ったのは、望緒らの同級生・中野(林・二役)だった。雨宮に自宅放火のことで大人になっても恐喝され続けた中野。そこから抜け出すため、雨宮のDVで自殺した女性の兄・古堀(木村了)に協力してもらい、雨宮を監禁。その後、整形手術をして、雨宮に成り済ましていた。
雨宮と中野が対峙、林遣都が一人二役で圧巻の演技!
古堀を殺害して監禁場所から逃げ出した本物の雨宮は、逆襲を封じ込めようと先手を打っていた中野に激昂。望緒をターゲットにした。
望緒の入院している病院に向かった雨宮を、中野も追いかけた。雨宮の母・サユリ(高橋ひとみ)といる望緒を見つけた中野は、体調の良くないサユリを置いて望緒と逃げようとする。だが、その行動で、望緒は“中野”ではなく“雨宮”だと見破った。
「まさか」の展開だった。その直前まで雨宮は監禁されていた時のひげ面で汚れた格好だったからだ。それが、中野が成り済ましている雨宮と同じ小ぎれいな姿となっていた。
正体を見破られ、一瞬でダークな“雨宮“の表情を見せた林。駆け付けた中野と近距離で向かい合っている場面では、目の動きや立ち姿の雰囲気が異なっていた。
最終回の期待からタイトルがTwitterのトレンド入りするなか、「全然違う人物を演じきっている遣都くんには本当に脱帽」「空気感が違うのがすごすぎた」など林の演技に称賛の投稿が相次いだ。