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サービス業とは?職種や仕事内容、未経験から転職するコツ

掲載日:2021年01月12日
更新日:2024年03月13日

サービス業とは?職種や仕事内容、未経験から転職するコツ
谷所健一郎

監修者

谷所健一郎

キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)/有限会社キャリアドメイン 代表取締役

記事まとめ(要約)
  • サービス業は対面、あるいはインターネットを通じて形のないものを提供する業種
  • 接客業はサービス業の一部
  • サービス業への転職を成功させるためには、職務を把握する、自分の能力や経験を整理するなどいくつかポイントがある
  • 求人情報から未経験者に求めていることを読み取り、生かせる能力や経験をアピールする

一般的にサービス業というと接客業とイコールなのでは? と思われがちですが、実はサービス業界は幅広く、さまざまな業種、職種の仕事があります。

この記事では「サービス業とはどんな仕事か」や、接客業との違い、転職する際の注意点など、サービス業で働きたい方必見の内容をご紹介します。

目次

    サービス業とは?

    サービス業は対面、あるいはインターネットを通じて「快適さ」「情報」など形のないものを提供する業種です。

    サービス業と接客業の違い

    サービス業と接客業は混同されがちですが、サービス業の中には、情報サービス業やインターネット附随サービス業のように、アプリやウェブサイトを通じて情報を提供する仕事も含まれます。

    対して、接客業は店舗や施設、オンライン上でお客さんと接してサービスをする仕事です。

    つまり、サービス業は提供するサービスや職種によっては顧客と直接関わりがないこともあり得るので、「接客業はサービス業の一部」と捉えると良いでしょう。

    サービス業とはどんな業界?

    サービス業が提供するものは「快適さ」「情報」など多岐にわたります。

    提供方法も、直接対面でお客さんとやりとりを行うものからインターネットなどのツールを介するものまでさまざま。経済産業省の業種分類表では、次のものがサービス業に分類されています。

    業種 具体例
    情報サービス業 ソフトウェア業、情報処理・提供サービス業
    インターネット附随サービス業 ポータルサイト・サーバ運営業、アプリケーション・サービス・プロバイダ、ウェブ・コンテンツ提供業 など
    宿泊業・飲食サービス業 旅館、ホテル、食堂、レストラン、酒場・ビヤホール、喫茶店、持ち帰り飲食サービス業、配達飲食サービス業 など
    教育・学習支援・医療・福祉・複合サービス業 幼稚園、学校、学習塾、病院、保健所、保育所、介護老人保健施設、障害者支援施設 など
    サービス業 経営コンサルタント業、広告代理業、新聞広告代理業、インターネット広告業、学術・開発研究機関、法律事務所、特許事務所、公認会計士事務所、建築設計業、機械設計業、写真業、派遣業、速記業、複写業、警備業、政治・経済・文化団体 など

    近年は、一見サービス業とは関係が薄そうな製造業や農業でも、製品を作るだけでなく消費者が手に取った後のフォローを行うなど、サービス業化する動きが見られています。今後サービス業と言えるものはますます増えていくでしょう。

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    サービス業にはどんな仕事や職種がある?

    サービス業のイメージ画像

    サービス業界で働く場合、「どんなサービスを提供している会社か」ということや、「どんな職種で働くか」ということが重要になるでしょう。というのも、前述の業態を営んでいる会社(団体)でも、社員一人ひとりが担う仕事は細分化されているからです。

    転職の場合、多くの企業は職種別採用をしているため入社時点で仕事内容がある程度定まっています。サービス業は、最前線で直接顧客とコミュニケーションをする職種もあれば、顧客とは関わらずに社員を後方支援する職種もあります。それぞれの仕事内容を理解し、応募することで、ミスマッチの防止につながります。

    実際にどんな職種(仕事内容)があるのか、総合転職情報サイト「マイナビ転職」を例に見てみましょう。

    販売・フード系

    ■店長

    店長とは、お店のマネジメントをする仕事です。従業員の管理や売り上げ管理など、仕事内容は多岐にわたります。

    ■販売・接客

    スーパーや家電量販店など、実店舗でお客さんに接し、商品やサービスを販売する仕事です。

    お客さんと直接やりとりするのがメインの仕事のため、コミュニケーション能力の高さが求められます。

    ■スーパーバイザー・エリアマネジャー

    店舗運営を支援し、売り上げ拡大や経営計画の達成を目指していく仕事です。

    チェーン展開を行う販売・フード系企業において、担当エリアの複数の店舗を定期的に訪問し、管理・指導を行います。

    ■美容部員

    百貨店やドラッグストアなど、化粧品を取り扱う店で化粧品の販売やスキンケア・メイクアップのアドバイスをする仕事です。BA(ビューティアドバイザー)とも呼ばれます。

    ■ホール・フロアスタッフ

    レストランやカフェなど、飲食店で接客業務を行う仕事です。

    お客さんに注文を聞き、テーブルまで料理を運んだり、レジで会計を行ったりします。また、ゲームセンターやカラオケ店の接客業務を行う仕事を指すこともあります。

    ■調理

    飲食店や居酒屋、カラオケ店など、飲食を提供する場所の厨房で働く仕事です。

    食材を調理するだけでなく、調理器具や食器の洗浄・片付けなども行います。

    美容・ブライダル・ホテル・交通

    ■エステティシャン

    エステティシャンは、顧客の美容や健康をサポートする仕事です。

    カウンセリングをはじめ、フェイシャルエステ、ボディマッサージ、脱毛などいろいろな施術を行います。

    ■理容師・美容師

    カット、パーマ、カラーリング、ヘアセットを中心に、容姿を整える仕事です。

    理容師のみがシェービング(剃刀を使った施術)が可能。美容師の場合は、メイクやヘアアレンジ、着付けを行うこともあります。

    どちらも資格が必要なのですが、お客さんとのコミュニケーションが欠かせません。

    ■ブライダルコーディネーター

    ブライダルコーディネーターとは、結婚式をプロデュースする仕事です。

    挙式・披露宴の企画提案から、段取り、各種手配、当日の新郎新婦のサポートまで、結婚式に関する業務全般を担います。結婚式の費用を算出したり、式場のスケジュールを押さえたりもします。

    ■ホテル・宿泊施設サービス

    ホテル・宿泊施設サービスでは、フロントで受付業務を行ったり、部屋の清掃を行ったりします。

    宿泊客の要望に応えるコンシェルジュの仕事を請け負う場合もあります。

    ■タクシードライバー

    タクシードライバーもサービス業の一つです。安全運転で乗客を目的地まで送るほかに、タクシーの洗車や点検も重要な業務になります。

    ■鉄道乗務員・船舶乗務員

    鉄道乗務員・船舶乗務員は、電車や船をダイヤどおりに運行させたり、駅や改札で乗客の対応をしたりする仕事です。車掌や運転士も含まれます。

    公共サービス

    ■公務員(警察官など含む)

    サービス業のイメージが薄い公務員ですが、行政サービスを行ったり、窓口で接客業務を行ったりと、サービス業にあたる業務内容も多い仕事です。

    ■学校法人職員

    学校法人職員には、事務や広報などの仕事があります。

    学校や塾、専門学校などの教育機関で生徒の学生生活をサポートしたり、生徒や保護者と面談を行ったり、入学希望者向けのイベントを企画したりします。

    ■公共施設職員

    図書館や公民館など、公共施設で受付業務を行ったり、来場者への案内をしたりする仕事です。

    医療・福祉

    ■看護師・保健師

    看護師は医師の診察や治療の補助など、保健師は健康管理や保健指導などを行う仕事です。

    一般的に、看護師は病院で、保健師は保健所や学校・会社の保健室などで業務を行います。専門的な知識が必要ですが、患者やその家族に対しサービスを行うという意味ではサービス業と考えることができるでしょう。

    ■薬剤師・登録販売者

    薬剤師は、薬局や医療機関で処方箋を基に調剤し、薬に関する情報を患者に伝えるほか、医療品の販売や管理も行う仕事です。

    登録販売者は、ドラッグストアやスーパー、コンビニなど、医薬品を取り扱う場所で、販売する薬に関する情報をお客さんに説明する仕事です。一般用医薬品のうち第2類医薬品と第3類医薬品の販売も可能ですが、第1類医薬品は販売できません。

    どちらも薬に関する高い専門知識と患者に寄り添う姿勢や高いコミュニケーションスキルが求められます。

    ■医療事務・医療秘書

    医療事務や医療秘書は病院に来た患者の受付対応や、医療費の計算、診療報酬の請求を行う仕事です。

    医療秘書は、医療事務の仕事に加えて医師や看護師の秘書業務を担当します。

    ■ケアマネジャー

    介護を必要とする人と介護保険サービスをつなぐ仕事です。

    介護保険施設や、訪問介護事業を行う居宅介護支援事業所に勤務し、要介護認定の申請代行やケアプランの作成を行います。介護支援専門員とも呼ばれます。

    ■介護職・ヘルパー

    介護が必要な人の生活を助ける仕事です。在宅ヘルパーの場合は担当となった利用者の家で、施設に勤める場合は介護施設や福祉施設で施設利用者の介護を行います。

    食事の補助や買い物の代行など、介護される人がしてほしいと思うこと(※業務範囲内に限る)を行います。訪問介護員とも呼ばれます。

    ■生活相談員

    生活相談員は、特別養護老人ホームやデイサービスなどの介護福祉施設で、施設への入居希望者やその家族の話を聞き、必要な情報を提供したりサービス利用の手続きを行ったりする仕事です。

    保育・教育・通訳

    ■保育士・幼稚園教諭

    保育園や幼稚園で子供たちの世話をするのが主な仕事内容です。

    日々の食事や遊びを通して生活習慣を身に付けさせるなど、子供の成長に関わる魅力があります。

    ■スクール運営・マネジメント

    塾や専門学校、カルチャーセンターなどで教室運営を行う仕事です。

    教材を準備・作成するなど教育環境を整えるほか、教師・講師の管理も行います。

    ■講師

    塾・教室で勉強や技術を指導する仕事です。

    学生の学習指導を行うほか、授業準備や進路相談なども請け負います。学生のレベルや習熟度に合わせて指導する必要があります。

    ■スポーツインストラクター

    スポーツインストラクターは、ジムなどで運動を教えたりマシンの使い方を指導したりする仕事です。

    利用者がけがせず運動できるようサポートしたり、利用者の目的に合わせて生活管理や食生活に関するアドバイスをしたりします。

    ■通訳

    企業の商談やセミナー、インタビューなどで、異なる言語を用いる人たちの間に立ち、コミュニケーションの手伝いをします。

    リアルタイムで通訳を行うだけでなく、書類・メールの翻訳を行う場合もあります。

    バックオフィス系

    ■人事・総務・法務

    従業員が意欲的に働くことができるよう、職場環境を整える仕事です。

    会社や配属部署によって任される役割は異なりますが、採用や退職手続き、社員育成や研修、給与や評価に関わる業務、就業規則の策定や整備など多岐に渡ります。

    ■経理

    オフィスに勤務し、会社のお金の流れを管理する仕事です。

    日々の伝票整理や入出金管理、決算業務、また従業員の給与計算が含まれる場合もあります。会計ソフトを用いてデータ入力作業も任されることが多いでしょう。

    ■企画

    企画部門やマーケティング部門で提供する商品やサービスの企画・開発を行います。

    マーケティングや営業活動、市場リサーチが含まれる場合もあります。

    ■社内SE

    社内SEは、会社内でシステムエンジニアの仕事を行います。

    社内のITシステムの保守管理や運用を請け負うほか、社員のPCサポートを任される場合もあるため、専門的な知識とコミュニケーションスキルが求められます。

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    サービス業の将来・展望

    技術の進化により、サービスに関わる仕事がなくなるのではないかと心配する人も少なくないでしょう。ここではサービス業の将来や展望について紹介します。

    ITやAIに代われないサービスがある

    IT技術やAIの発達により、人が行うサービスに代わってITやAIの導入は進んでいくでしょう。

    例えば、ホテルのチェックイン、飲食業のオーダーや配膳などは、AIやロボットの技術が導入されています。また教育系でもICT(情報通信技術)を活用した授業を行うなど、ITを活用した教育が行われています。

    しかし、サービス業で顧客やチームメンバーなどと関わり、相手に合わせた対応力、思考力、創造力などを必要とする仕事は、ITやAIに代わることなく人が中心になり業務を行っていきます。

    形がないサービスを提供していくサービス業は、ITやAI技術と融合していくことはあっても、状況に合わせて対応できる人間らしさのあるサービスがより求められていくでしょう。

    新しいサービスが生まれていく

    コロナ禍の影響もあり、生活の形やニーズは多様になりました。

    例えば、商品の購入では、店舗で接客サービスを受けて購入したいという顧客がいる一方、ネット通販で購入したいという顧客もいます。また、バーチャル空間で買い物を行うVR活用販売など、新たな販売方法も生まれています。

    今後のサービス業は、顧客の期待に応えられるサービスを提供していくために、時代や顧客のニーズに合わせた新たなサービスを提供していく必要があり、サービスの在り方も変化していくでしょう。

    これまでにない新しいサービスが生まれていくことが予想できます。

    労働力不足で需要が伸びる

    看護や介護系のサービス業は、ロボットなどで対応できない部分がまだ多くあります。相手の気持ちをくみ取り対応できるコミュニケーション能力は現在のロボットの技術には難しいです。

    また、少子高齢化による労働力不足を補うために、今後より人間の対応の需要が伸びていくでしょう。ホテル、飲食、運輸などのサービス業でも、労働力不足が懸念されており、業務の効率化とともに人材の多様化が進んでいくことが予想できます。

    サービス業のやりがいと大変さ

    サービス業にはさまざまな仕事があります。ここではそれらの共通のやりがいや大変さを紹介します。

    【やりがい1】感謝の言葉を直接もらえる

    サービス業の多くが、快適さや情報など形のないものを提供して、顧客の欲求を満たしていく仕事です。満足のいくサービスを提供すれば、顧客から感謝の言葉を直接もらえることが多い仕事です。

    例えば、飲食業は「おいしかったです。また来ます」、販売職は「いい買い物ができました」、医療関係は「楽になりました。ありがとうございます」などの感謝の言葉が、仕事のやりがいにつながります。

    人から感謝される仕事が、サービス業の特徴と言えるでしょう。

    【やりがい2】向上心が持てる

    サービス業は誰がやっても同じものではなく、サービスの質により顧客の受け止め方が変わります。

    相手の顔を見ながら直接仕事を行うことが多いため、仕事のスキルや能力の評価がダイレクトに気づきとして感じることができます。

    褒められることもあればお叱りの言葉もあるなかで、より良いサービスを提供していこうといった向上心を持って、仕事に取り組んでいけることもやりがいにつながります。

    スキルや知識の高さがサービスの質を高めていくので、相手を満足させるための向上心が、仕事の原動力になります。

    【大変さ1】ストレスがたまる

    人を相手にした仕事ですから、すべての人とうまく仕事ができるとは限りません。時にはクレーマーなど理不尽な要求をする人とも関わらなければならないケースがあります。

    理不尽な要求をする人と関わることで、ストレスがたまることがあり、ストレスを発散し気持ちを切り替えて仕事を行う必要があります。

    またクレーマーではなくても、多くの人と関わっていくことで、さまざまな考え方や捉え方があることに戸惑うこともありますが、自分自身の成長につながる経験や糧となっていくでしょう。

    【大変さ2】平日休みが中心になる

    サービス業は、業種によっては多くの人が休んでいる時にサービスを提供するため、土日に勤務し平日に休むことが多い特徴があります。

    また遅い時間まで営業している業種もあり、シフト制など働く時間が不規則になるケースもあります。ほかのスタッフが病気などで欠勤になると、休日出勤をしなければいけないこともあるでしょう。

    急な予定変更や不規則なスケジュールにより、家族や友達との予定を立てることが難しかったり、プライベート時間を確保できない大変さもあります。

    就きたい業種の休日体系を調べたうえで、自分のライフスタイルに合うかどうかチェックしましょう。

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    サービス業の特徴

    ここからは、サービス業の中でも特にメジャーな「接客を伴うサービス業」の特徴について解説していきます。

    未経験者も働きやすい

    サービス業は一般的に、未経験からでもチャレンジしやすい業種といわれています。

    2024年2月時点でマイナビ転職に掲載されている求人の中で「業種未経験者歓迎の求人」が多い割合を調べたところ、次のようになりました。

    ▼「業種未経験者歓迎」の割合が多い業種
    1位 運輸・交通・物流・倉庫 90.8%
    2位 商社 89.6%
    3位 公的機関・その他 88.4%
    4位 流通・小売・フード 87.5%
    5位 マスコミ・広告・デザイン 86.2%
    6位 サービス・レジャー 85.0%
    7位 メーカー 83.5%
    8位 金融・保険 82.7%
    9位 環境・エネルギー 81.7%
    10位 コンサルティング 77.4%
    11位 IT・通信・インターネット 73.8%
    12位 不動産・建設・設備 73.5%
    • 2024年2月22日調べ/業種はマイナビ転職上の分類に基づく

    • 出典:マイナビ転職

    1位の運輸・交通・物流・倉庫、4位の流通・小売・フード、6位のサービス・レジャーなど、サービス業に分類される業種が多く上位に入る結果に。サービス業の経験がない人も、思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。

    休日数はやや少ない傾向

    厚生労働省調査の業種別平均年間休日数を見ると、「宿泊業・飲食サービス業」「運輸業、郵便業」などは休日数が少ない傾向にあるようです。

    順位 業種 年間休日の
    平均日数
    1 情報通信業 118.8
    1 学術研究、専門・技術サービス業 118.8
    3 金融業、保険業 118.4
    4 電気・ガス・熱供給・水道業 116.8
    5 教育、学習支援業 112.7
    6 製造業 111.4
    7 複合サービス事業 110.4
    8 不動産業、物品賃貸業 109.6
    9 医療、福祉 109.4
    10 サービス業(他に分類されないもの) 109.0
    11 卸売業、小売業 105.7
    12 生活関連サービス業、娯楽業 104.6
    13 建設業 104.0
    14 鉱業、採石業、砂利採取業 103.8
    15 運輸業、郵便業 100.3
    16 宿泊業、飲食サービス業 97.1

    また、対面接客を伴うサービス業は基本的に顧客が来やすい時間帯に合わせて業務時間が組まれているため、土日休みが難しいというケースも。

    転職する時はあらかじめ休日数や何曜日が休みかも確認し、無理なく働けそうかをイメージしておくと、ギャップを感じずに済むでしょう。

    新規参入が多く景気に左右されやすい

    サービス業は、さまざまな業種や職種があるため、伸びているサービス業に異業種からでも比較的新規参入がしやすいといった傾向があります。

    また消費者を相手にする美容や飲食業といったサービス業のなかには、流行や世の中の状況やトレンドのほか、景気による影響を受けることがあり、売り上げや利益の浮き沈みが激しいケースもあります。

    消費者を相手にするサービス業は、流行やトレンドに敏感に対応して、求められるサービスを提供していく必要があります。

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    サービス業に向いている人とは?

    サービス業では、顧客に合わせて提供するサービスや接し方を調整する力が求められます。そのため、一般的には以下のような人がサービス業に向いているといわれます。

    • コミュニケーション力がある
    • 気配り上手
    • 他人と協力することが得意
    • 笑顔で人と接することができる
    • 臨機応変な対応ができる

    それぞれ詳しくみていきましょう。

    コミュニケーション力がある

    接客時には、顧客の話をよく聞いて要望を察したり、サービスを提案したりすることが求められます。

    顧客が心地よく話せるよう相づちを打ったり、時にはこちらから質問をしたりと、誰とでもスムーズにコミュニケーションを取れるスキルがあると仕事しやすいでしょう。

    気配り上手

    周りをよく見て、誰かに言われなくても、困っている人を助けられるような気配りができる人は、サービス業に向いています。

    顧客の悩みや困り事を一緒に解決したり、スタッフが足りていない時に応援に入ったりすることで、仕事を円滑に進めることができるでしょう。

    他人と協力することが得意

    実店舗や施設など、お客さんが訪れる場所が職場になることも多いサービス業では、職場の雰囲気作りも大切です。

    そのため、良い店舗や便利な施設を目指して同僚と協力し合えるチームワークが重視されるでしょう。同僚と協力しサポートし合える人なら、どの職場でも重宝されます。

    笑顔で人と接することができる

    対面で顧客と接する仕事の場合、笑顔が得意な人のほうが好印象を与えられます。笑顔は相手を安心させ、心を開いてもらいやすくなります。

    どんな時も笑顔でいられるという人は、サービス業に向いているでしょう。

    臨機応変な対応ができる

    サービス業では予想外の出来事が起こる可能性もあります。

    人と接することが多いぶん、マニュアルがあったとしてもそのとおりに解決するとは限りません。その場に応じて適切な対応を自分で考え動ける力があると良いでしょう。

    サービス業への転職を成功させるには?

    サービス業への転職を成功させるために、転職活動ではどのような点に注意すれば良いのでしょうか。

    興味があるサービス業で求められている職務を把握する

    サービス業は小売り、旅行、介護、レジャーなど幅広く、それぞれのサービスや企業が求めている職務能力や経験が異なります。

    例えば小売りでは、お客さまとの接客力や目標達成能力を求めているケースが多く、レジャーであれば接客力や企画力、店長候補などは管理能力が求められます。

    求人情報からサービス業として求めている人材を読み取ることが、転職を成功させるための第一歩です。

    入社後発揮できる能力を整理する

    転職では、企業が求めている人材として、何ができるか具体的に伝えることが大切です。これまでの経験を振り返り、戦力として発揮できる能力を具体的に整理します。

    例えば小売業であれば、顧客が求めていることを的確に把握し売り上げを伸ばすことができるなど、具体的に生かせるサービス業の経験や発揮できる能力を整理してアピールしましょう。応募企業で発揮できる能力は、応募する際の自己PRとしても活用できます。

    サービス業で目指したいことを明確にする

    サービス業でかなえたいことについて、考えておくのが大切。ずっと先について考えることが難しくても、5年から10年後であればイメージできるはずです。

    店長を目指したい、スーパーバイザー(複数店舗の運営管理や支援をする仕事)を目指したい、現場の経験を生かして商品企画に携わりたいなど、サービス業で目指したいことを明確にすることで、仕事に就きたい意欲が高まります。

    目指したいことを明確にし、応募企業で実現できると面接官を納得させられる内容にまとめられるのであれば、志望動機としても使用できます。

    顧客からの評価やエピソードをアピールする

    サービス業は人と接することが多く、顧客が何を求めているか見極めて満足するサービスを提供することが重要になります。

    これまでのサービス業の経験を通じて、顧客から褒められたことや感謝されたことなど、顧客から評価された具体的なエピソードを盛り込み伝えることで、サービス業への転職の有効なアピールになります。

    面接対策を行う

    人と関わる仕事が多いサービス業の面接は、相手に与える印象を重視する傾向があります。

    面接官を見ながら張りのある声であいさつします。面接官が説明する時は、やや口角を上げて相づちを打ちながら面接官を見て話を聞いてください。事前に鏡で表情を確認することや、模擬面接などを行うといいでしょう。

    志望動機や自己PRといった定番質問に加えて、なぜサービス業なのか、サービス業で感じた魅力は何か、サービス業でできること、今後目指したいキャリアなどについて質問をされる可能性がありますので、応募企業に向けた回答を準備して面接に臨みましょう。

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    未経験でサービス業に転職するコツ

    未経験でサービス業に転職するコツ

    サービス業は未経験でも働きやすいといわれています。実際、サービス業の特徴で紹介したように、未経験歓迎の求人もたくさんあります。

    ここからは未経験からサービス業に転職したい場合、どのように準備し、アピールすべきか、ポイントをご紹介します。

    汎用できるスキルをアピールする

    未経験でサービス業を希望する場合でも、これまでの経験を通じて汎用できるスキルや経験があれば、具体的にアピールするようにしましょう。多くのサービス業で求められるコミュニケーションスキルやパソコンスキルなどは、汎用できるスキルとしてアピールできます。

    例えば事務職として「相手が伝えたいことを的確に理解し、迅速に対応した経験」を、サービス業で求められる「顧客ニーズを的確にくみ取り対応できる能力」と関連させることができます。また学生時代にアルバイトでサービス業の経験があれば、生かせる経験としてアピールしましょう。

    自己啓発や業界研究を行う

    応募職種で生かせる知識や資格取得のために勉強していることも、アピール材料になります。

    接客や販売職は特に資格がなくても就くことが可能ですが、販売士や接客サービスマナー検定の資格取得に向けて勉強していることは、未経験のサービス業に就くうえでアピール材料になるだけでなく自信にもつながります。

    また未経験だから業界や仕事内容について分からないではなく、事前にしっかり調べることも転職では大切です。

    サービスを受ける側として感じたことを整理する

    サービス業未経験でも、サービスを受ける側として感じたことは伝えられます。応募企業のサービスを受けた経験があれば、サービスを受けて良かったことや、サービスを受けることで提供する側になりたい気持ちが強くなったなど、サービスを受けて感じたことを整理しておくといいでしょう。

    サービスを受けて感じた改善点を問われることもありますが、基本的に素晴らしいサービスであることを伝えたうえで、改善点があってもストレートに伝えず、心象を悪くしないような配慮をして回答しましょう。

    短期間で戦力になるという姿勢で臨む

    サービス業の経験がない未経験者でも、基本的に短期間で戦力になる姿勢で臨んでください。

    転職の場合、サービス業の多くは現場で経験を積んでいくことを重視していますので、短期間で戦力になるために、貪欲に現場で経験を積み、知識やスキルを習得していく姿勢で臨んでください。

    未経験者のウリを考える

    未経験者が応募可能な求人でも、経験者が応募するケースがあります。未経験者が応募可能な求人だから何も分からなくても大丈夫だと考えていては、採用につながらない可能性があります。

    未経験者でもビジネスマナーを心得ていて短期間で養成できる、他社のカラーに染まっていない斬新さがある、異業種の経験や知識を生かしたサービスが提供できるなど、企業が未経験者に期待していることがあります。求人情報から未経験者に求めていることを読み取ることで、アピールすべき内容が明確になります。

    専門技術や知識が必要になる仕事もあるので注意する

    サービス業の仕事は、人と関わる仕事であり清潔感や言葉遣いなどがしっかりしていれば、比較的未経験でも転職しやすいです。

    しかし、それぞれの企業が求めている人材を理解したうえで、知識やスキルなどで合致している部分をアピールする必要があります。

    例えば、外国人との関わりがあれば語学力が求められますし、飲食では調理や食べ物に関する知識が必要なこともあります。また医療関係では、看護師、保健師、介護などの資格が必要になる仕事があります。

    未経験だから分からなくても大丈夫という考えでは、転職はうまくいきません。

    サービス業を希望する未経験者に何を期待しているのか、求人情報の「求める人材」や「対象となる方」から読み取って、生かせる能力や経験をアピールしてください。

    まとめ

    接客業と混同されがちなサービス業ですが、仕事内容や職場環境はさまざまです。転職する場合は、どのサービス業でどの職種に就きたいのか、どんなスキルを身に付けたいのかなど、複合的に考慮して転職先を探しましょう。

    ぜひこの記事を参考にして、サービス業への転職活動を成功させてくださいね!

    監修者
    谷所健一郎
    有限会社キャリアドメイン代表取締役
    谷所 健一郎(ヤドケン)

    有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾 、キャリアドメインマリッジを経営。主な著書「はじめての転職ガイド 必ず成功する転職」(マイナビ出版)、「転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方」(マイナビ出版)、「転職者のための面接回答例(マイナビ出版)」、「転職者のための自己分析」(マイナビ出版) ほか多数。

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