ロジャーフェデラーの強さ徹底解説~伝説のオールラウンダー~

選手解説

2003年のウィンブルドンで華々しいデビューを飾ったフェデラー。男子テニス界はフェデラーのデビュー以前以後で語られることも多く、それまでのテニス界の常識を悉く破壊し、新たな時代のスタンダードを構築した選手です。ナダルとの美しいライバル関係も、Big4の筆頭としても引退した今なお多くのテニスファンを虜にしている選手です。

フェデラーの戦力分析

フォアハンド:★★★★★
バックハンド:★★★★☆
サーブ:★★★★★
ボレー:★★★★★
メンタル:★★★★★
フィジカル:★★★★★

最強のオールラウンダーで正直けちのつけようがありません。バックハンド以外は男子テニスツアー界の頂点のスキルを持つ選手といっても過言ではありません。そのバックハンドにおいても天敵であるナダルとの相性が最悪の片手バックハンドであったことに由来するもので、バックハンドの技術自体は片手バックハンドの名手といってもそん色ありません。

普通はどの選手も弱点や苦手な展開があるものなのですが、フェデラーはサーブもいい、ストロークも当然良い、ボレー等の小技もダブルスの名手を入れても世界最高クラス、おまけに打ち方も非常に美しいとまさに最強のオールラウンダーです。ナダルさえいなければGS30勝していてもおかしくなかったです。

晩年は怪我が目立ちましたが、単純に高齢だった(38歳でウィンブルドンベスト8など意味不明な偉業がたくさん)通算1500試合と実は同レベルの戦績を残しているRナダル、Nジョコビッチよりも多くの試合数をこなしていたりします。フィジカルも実は世界最高クラスなのです。

ストロングポイント

超高速攻撃型テニス

フェデラーが台頭し始めた2003年ごろはスペインテニス全盛期で、しっかりと重いボールを相手コートへ打ち込み、相手をジリジリとコート後方へ追いやる。そんな戦法が主流でした。

そんな中フェデラーはベースライン近辺にポジションを取り、ボールの上がりっパナを徹底的に叩き、常に攻撃する。そんな異色なテニススタイルで2003年のウィンブルドンを優勝しました。
当時は攻撃に重点を置きまくったそのプレイスタイルは評論家などの間では雑なテニスである、あんなプレーで結果が長続きするはずがない、などと批判されるくらいでした。

しかしフェデラーはその攻撃性に磨きをかけながら生涯で20のグランドスラムタイトルを取るまでのレジェンド選手になりました。

2010年ごろ、ナダルやジョコビッチなどの全盛期に30歳を迎え、少し体力的に衰えが見え始めたことでグランドスラムの優勝から遠のいた時期もありましたが、フェデラーは「体力的に長いラリーが不利なのであればより攻撃性を上げて短いポイントで終えれば良い」という普通の人は思いついてもできない解決策をもとに復活を遂げました。

七色のサーブ

フェデラーの超攻撃的なスタイルを支えた武器の一つにサーブがあります。
フェデラーのサーブは時速200キロ前後でビックサーバーと言われる230キロを超えるサーブを打つ人たちに比べると数字的には劣るように見えますが、同じトス/同じ構えから

マワリコンデフォア

ウィークポイント

ロジャーフェデラーのウィークポイントは、年齢とともに徐々にフィジカル面に影響を受けることがある点です。また、過去にはバックハンド側への攻めを受けやすいという欠点が指摘されていましたが、最近では改善されているようです。

小話

彼のトレードマークであるシューズがあります。彼は靴のサイズが非常に大きく、通常のサイズよりも1サイズ大きいものを使用しています。これは、足の爪先が踏まれるのを防ぐためであり、プレー中に足の調子が悪くならないようにするためです。また、彼はテニスシューズを1年で約50ペア使用しているとも言われています。

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