日向薬師

源頼朝も参拝したと伝わる日本三薬師のひとつ

かつて日向山霊山寺（ひなたさんりょうぜんじ）といわれ、716年に僧行基によって開創されたと伝えられる、日本三薬師のひとつ。鎌倉幕府初代将軍の源頼朝・政子も参拝したといわれています。黒と朱の彩色が際立つ国内屈指の大きさを誇る茅葺き屋根の本堂が目を引きます。本尊の薬師三尊像をはじめ、丈六の薬師如来像、阿弥陀如来像、四天王像、十二神将像など、多数の国指定重要文化財を一度に見ることができます。また境内には推定樹齢 850年の幡かけ杉（県指定天然記念物）をはじめ、ケヤキやタブノキなどの多くの樹木があり、自然植生林（県指定天然記念物）やスギなどの植栽樹林が混在しており、春は新緑、秋は紅葉を楽しむことができます。日向薬師へのアクセスは、小田急線「伊勢原駅」から神奈中バスで20分、終点の日向薬師から参道経由徒歩約15分です。

施設のご案内

木造金剛力士像

仁王門には高さ3.5メートルの金剛力士像が安置されており、市指定重要文化財です。

参道

日向薬師の寺林は県指定重要文化財に指定されています。神秘的な景観を楽しむことができます。

宝殿

国指定重要文化財を多数所蔵。23躯の仏像が安置されており、拝観すれば間近で拝むことができます。

虚空蔵菩薩

丑・寅年に生まれた人々の守り本尊とされ、開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。